【顧客心理】安くても1度では買わないなら

つい買った商品があります。120円ほどなので、価格的に悩むものではありません。

前から知っていましたし、気になっていた商品です。おいしそうだなーと思っていた商品です。

でも、きっかけを得るまでは買わなかったのです。

低価格でも
良さそうに見えても
1度では買わない

こういう状況は
これまで以上に増えてくると予想できます。

 

なぜかというと

●お店やメーカーさんの価格改定で多くの商品の値段が上がっているから
(買い物で失敗したくない無意識がじわじわと)

●良いもの・おいしいものなら、世の中にたくさんあることをお客さまは知っているから

●今ここで買わなくても、日本中から買えることを知っているから

です。


「おいしそうだな」と思ったのは見せ方

私が結局買ったものはファミリーマートの「クリームパン」です。パンが大好きな私ですが、パン屋さんで買うことが多くコンビニではあまり買わないんです。「3日で100万個売れたシリーズ」などのコピーで、大々的に陳列されていて、気になっていました。「おいしそうだなー」とは思っていたんです。

でも、それだけでは買わなかった。

買わなかった理由は値段ではありません。

「大切な一食(大切な時間)を何と共に過ごすか」という判断でそこに入ってこなかったんです。「おいしそう」だけでは。


なぜ、結局買ったのか?

でも、結局は私は買っていたんです。「やっぱり買いたい!」と思って。

そのきっかけになったことは…

家族が買っていたから

です。自宅にあったんです。このクリームパンが。

それを見て「やっぱり人気なんだ」「私も食べたいな」という想いが高まりました。心理学的には「社会的証明」と言うものに当たると思います。共通点の多い人(今回は家族)が実際に買っている事実。それが安心材料になったんです。


1段階で売れなければ、2段階目を!

買って頂く際に、まずは「よさそう」「おいしそう」と思って頂くことが必要です。これが第1段階。

※実はその前に〔ゼロ段階〕の「気になる」があって、めちゃくちゃだいじ。

第1段階でお客さまが買ってくれればうれしいですが、そうはいかないケースが増えてきます。

そこで第2段階。「よさそう」に加えて「失敗しなさそう・安心」を加えます。

・周りの人が買っている感
・お客さまの生々しい声
・第三者機関からの表彰
・メディア出演歴

などです。

高額品なら当たり前でしたが、低価格品でも、この辺りの情報はより重要になってきます。これからますますそうなるはず。


さらに第3段階は?

「よさそう」「安心!」と気持ちはある程度固まった。それでも購入に至らないことはたくさんあるでしょう。その時は第3段階も考えねばなりませんね。

「決断」の背中押しをしましょう。「区切り」を付けます。

・●月●日までは特典付き
・●月●日までしか手に入らない
・残り●個で終了

たとえばこういう区切り。いわゆる販促キャンペーンです。

良い品でも、一度手に取って体験していただかなければ、お客さまを喜ばすことはできません。お客さまを喜ばすために作られた品ならば、届ける工夫をしていきたいですね。いい品なのにお客さまに届かないなんて、みんな悲しいですから。

▼YouTubeでも解説しました(*´ω`*)

ちなみに、実際に買って頂いた後もだいじ。

・「買って良かった」の納得感(記憶作り)
・「好き」という感情作り

この辺りも仕掛け次第です。

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良い品を扱っているなら、お客さまを喜ばせたいなら、お客さまに買って頂くしかけや工夫にも力を入れていきましょう!

読んで頂きありがとうございます!
応援していますっ!

まきやより