社員さんを動かすには?4つの切り口と、さらに6つ見つかった!

こんにちは!個人店のステキさを伝えるだいべん士・マッキーヤです。

面白いワークを体験して、これは社員さんやスタッフさんのマネジメントにも、お客さまに対するアプローチでも有効だなーと思ったんです。「人を動かすテクニック」の切り口としてまず大きく4つあって、その外側にも6つあるなと。

※ホントは「人を動かす」ってめっちゃ横柄な言葉だなって思うんですけど(下の「かぶらせる」という表現も)、ここではご容赦くださいm(__)m

昨日お誘い頂いてビジネス交流会に参加したんです。その交流会のプログラムの中でやったワークです。正直なところ交流会は苦手でして…めったに行かないんですが、今回は信頼している人のお誘いだし参加させてもらって…楽しかったっす♪


お題:工場の社員さんにヘルメットをかぶらせたい!どうしたらいい?

お題はこんな感じでした(グループワークで5人で案を出し合う)。工場の経営者さんが、社員さんが工場内でヘルメットをかぶらないことが多くて安全面で困っていたようです。どうしたらかぶってもらえるでしょう?というお題。

どうでしょう?

どんなアプローチをしたら、工場の社員さんにヘルメットをかぶってもらえるか!?(回答案はあれど正解はありません)ぼくが参加させてもらったグループではこんな切り口での案が出ました。

 

1)必要性を伝える:ヘルメットをかぶらないと危険であることを具体的に説明したり、実際に起きた事故のビデオを見せたりするアプローチ(やらないことのデメリットを伝えるアプローチともいえます)。

2)感情に訴える:「私はあなたが大切だ。けがをしてほしくないからかぶってくれ」というアプローチ。

3)メリットを作る:オシャレなヘルメットにしたり、マッサージ機能が付いたヘルメットにしたりして、かぶることにメリットを作るアプローチ。

4)実感してもらう:危なくないタイミングや場所を狙って、実際に工場内でモノを落としたりして「ココはかぶらないと危険だ」と実感してもらうアプローチ(周りの環境を換えて、自然と行動してしまう状況づくりです←実はしかけではとっても大事な切り口なんです。この案自体はちょっと危険ですが)

 

他のグループの発表もありまして、だいたい切り口はこの4つに集約される感じでした。ちなみに4つ目の案をぼくが発表させてもらったときは、グループの方はハッとしてくれていました(実際にはそういうことをしたらヘルメットをかぶる人は増えても退職者さんも増えちゃうかもしれませんけどね)。この辺りの4つの切り口は、相手に動いてもらうための切り口としては有効かと思います。


そして、あと6つ考えた!

そして、交流会が終わっての帰り道に続きを考えていました。他にもないかなーって。そして3つの切り口をさらに考えました。こんなのも有効な切り口じゃないかと思います。

5:着用したことを認めあって常態化する:「今日も似合ってるね」「いいスピードでかぶれたね」などと、ヘルメットをかぶっていることを認めあう機会を作る。そしてそれ事態を常態化する。こんなアプローチ。精神と時の部屋から出てきた悟空と悟飯が、通常時でもスーパーサイヤ人になっていた感じです(←分かりづらいっすか?)

6:基準をさらに上げる(ちょっとだらけても高水準にしておく):ヘルメットをかぶることは当たり前。でも基準をさらに上げておく。角度は○○度・ヒモのしめ具合は〇〇などとかなり高い基準にする。そうすると「怠けた人」「だらしない人」でも実は割と高い基準になる(ちょっとヒモを緩めてヘルメットをかぶっているとか)。

7:そもそも、ヘルメットをかぶらなくていい環境にする:切り口としては裏技ですが、これが実現できれば一番いいですね。だって社員さんはかぶりたくないんですから。工場の天井を低くしたり、上からものが落ちてくる可能性をなくしたり。

8:ヘルメットじゃないもので代用する:ヘルメットが嫌な理由って「暑いから」とか「重いから」とか「臭くなるから」とか「めんどくさいから」とか「かゆいから」とかじゃないかと思うんです。その理由を解消した別の頭巾を開発してみたらどうかなと。とっても軽くて柔らかいショック吸収頭巾とか。

9:ヘルメットをかぶっている自分に誇りを持ってもらう:毎日小学生が工場見学に来る。そして工場で働く社員さんを「羨望のまなざし」で見てくる状況を作る。そしたらかっこいい自分を演じたくなるかなと。

10(おまけ):ヘルメットをかぶらないと恥ずかしくする:全員丸坊主にしてもらって、ヘルメットをかぶらないと恥ずかしくするとか。1の変形ですね。この案自体は非現実的だけど、人を動かす切り口としてはアリかもです。

 

どうでしょう?

これは別に正解なわけじゃないんですが、社員さんに動いてもらうしかけ・お客さまに動いてもらうしかけづくりのお題としてめちゃくちゃ面白かったので書いてみました。

お店の中で「スタッフさんに守ってほしいルール」があったり、「お客さまにやってほしい行動」があればぜひ参考にしてみてくださいね!

参考になりますでしょうか?

なっていたらしあわせです^^

 

あー、ぼくこういうブレストとかアイデアだしが大好きみたいっす。やっぱり。

 

■書いた人:3秒販促マン&だいべん士・マッキーヤ(https://twitter.com/shikakeruhansok

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