「弱み」を「強み」に逆転させたお菓子の言い回しとは?

テレビのCMで見た瞬間に「うまい!」と唸ってしまいました。

そして翌日には購入していたのがこちらのお菓子です。

▼生のとき

CMではこう謡っていたんです。

「新しすぎて、チョコレートとは呼べない」

言い回しがうまいな―。唸っちゃいました。

たしか、チョコレートって入っている比率で呼び方が変わるはず。

・チョコレート
・チョコレート菓子
・準チョコレート菓子 と。

※ブラックサンダーやチョコボールは準チョコレート菓子です。

「生のとき」を購入してパッケージの裏面を見ると、表示は「菓子」となっていました。

チョコレートでないのは分かっていましたが
チョコレート菓子でも、準チョコレート菓子でもない。

「菓子」なんです。

「チョコレート」の表示ができない
成分量ということなのだと思います。

※でも原料の一番に「カカオマス」と書かれているのです。
一番たくさんの量を使っていても、ダメなのね…
(詳細は私には分からない。すみません)

ただ、このお菓子で言えることは
「チョコレート」と表記できないこと。

見た目も味も
チョコレートのお菓子です。

でも「チョコ」と言えない。
これは「弱み」と言ってもいいでしょう。

でも、
その「弱み」を「強み」に
大逆転させたのが、冒頭のキャッチコピーです。

 

「新しすぎて、チョコレートとは呼べない」

「チョコレート」と言っちゃいけないから
「チョコレートとは呼べない」と言って
「チョコレート」という言葉をハッキリ使っている。

すごくないですか?

チョコじゃないのに
チョコって言葉を使って
普通のチョコ菓子以上に
気になる存在に仕立て上げている。

うまいなーって思いました。

どんなに美味しい商品でも
食べてもらわなくては、
その味は分かってもらえませんもの。

いいものを作っていれば
お客さんは分かってくれる…ことはないんです。

まずは「気になる」存在にして
買って頂き、食べて頂くこと。

そして、
その謳い文句にたがわぬ品で
お客さまに大喜びしてもらうこと。

そういう流れが必要です。
いい品で溢れている社会ですから。

弱みでも、
言い回しを工夫すれば
「すごい強み」になるかもしれません。

この言い回し、
すごく参考になるかなと思って
今回のネタに致しました。

(食べた感想)

キャッチコピーにたがわぬ
大満足感がございましたです。

ねっとり生感たっぷりで
濃ゆくておいしゅうございました。

あと感じたこと。
やっぱり、世界的にチョコレートが足りてないのかなと。

少ないチョコレートで作れるように
各社工夫してるのかなと想像しました。

ブラックサンダーシリーズの
「濃苺」も「菓子」でした。
チョコはコーティングのみで中はクッキー。

我々はひと口ずつ、
有難く頂かねばでございますね。

 

少しでも参考になりましたでしょうか?

ますますお客さまと楽しんで、
大繁盛されますように

応援しています!

うれしくなる を ふやしてく!
マキヤより

 

▼無料提供中です(個人情報の登録なども不要。PDFがすぐ手に入ります)