価値はどう作る?何にお金を払う?なくてもいい物にお金を払った理由はヒントになる!
なくてもいいものにお金を払いました!大満足で!
こんにちは!3秒販促マンのマッキーヤです。本日のお昼に3年ぶりの会合があって(ほとがやヒット総研ていう集まり。6人が集まりました☆)そこで聞いたお店に早速行ってきました。コレド室町にある和菓子店・鶴屋吉信さんというお店。「お寿司屋さんのカウンターみたいなところで、目の前で職人さんが和菓子を作ってくれる」というので行ってきたんです。たまたま夕方に近くで打ち合わせがあったこともあり。今日行かないともう行かないというのも分かっていたので。
行ってよかったです!!
ここでの体験は「付加価値アップ」のヒントになるし、「ここにしかない体験」づくりのヒントになります。
お店に入ると「テーブル席」と「カウンター席」が選べました。もちろん選んだのはカウンター席です。席に着くと、職人さんが本日の和菓子3種を説明してくれます。どれにするか選ぶんです。選んだら職人さんが目の前で、すぐにその和菓子を作ってくれます。
餡を手に取って練っているところ。
カタチができてきました。
完成!キレイっす!!失敗したら修正できないそうです。
お抹茶と一緒に頂きます(冷たい抹茶にしました)。
税込みで1404円です。大満足でした☆
何に価値を感じたのか?何にお金を払ったのか?
ぼくは大満足だったんですが、何に価値を感じて何にお金を払ったのかを整理してみたいと思います。ここにヒントがあるはずだから。
和菓子の材料は、すでに用意されていました。餡はすべて先に用意されていて(仕込みの段階でしているのでしょう)、注文後にしてくれるのは、細工です。キレイなビジュアルにする細工をしてくれるんです。ここで味を作っているわけではありません。あくまで細工をしてくれるんです。
完成したらすぐに崩されて食べられてしまうのに、わざわざ何分もかけて、職人さんが1つずつ細工をしてくれます。和菓子が完成形でいる時間はわずか数分(写真とかとるからね)。お客さまによっては1分もないでしょう。でもそのために細工をしてくれます。
ぶっちゃけ「味」だけで言えば、細工をする前もした後も変わらないでしょう。味自体は先にできていますから。ただ食べるだけなら、餡を口に運べばいい。身もふたもない表現をすると、この細工をしなくても味わ変わらないわけです。でも、ただ餡だけが並んでいるだけだったら、ぼくらは価値を感じていないでしょう。なくてもいい手間をかける。そこに価値を感じているんですよね。
・ビジュアルのきれいさ。
・ひとりのために職人さんがかけてくれる手間
・目の前でできていくライブ感
・他では体験できない希少性
・すぐになくなってしまう儚さ(サクラみたいな感じかな)
ここに付加価値があるから、お客さんはお金を払っているのだと思います。中でも「ライブ感」は大きな価値でしょう。目の前で和菓子を作ってもらった経験、ぼくは41年間生きてきて初めてでしたから。もちろん和菓子のおいしさもありますし、抹茶も付加価値ですよ。でも目の前のライブ感×希少性は大きな価値だと思いました。
こういう体験をお客さまに提供できたら、きっと選ばれる機会が増えますよね。そして他よりも値段か多少高かったとしても「お値打ち」だと感じてもらえるでしょう。大きな付加価値があるからです。
価値を作るヒント、ココにもありました。
参考になりますでしょうか?
もっともっと価値をたかめていきましょうね。ぼくもがんばろ。
■書いた人:3秒販促マン・コンテンツ企画屋・マッキーヤ(https://twitter.com/shikakeruhansok)は、「情報過多の時代でも見たくなる広告や販促物」や「人が自動的に動く3秒販促」の技術を駆使してます。オモシロいことしたい方と一緒にお仕事したいと願っています。お気軽に声をかけてやってください^^
■価値をストンと理解できるプロモ動画、作ってます。