【また、あなたの店で買いたい!づくり】7項目チェックリスト(手作り店さん用)
手づくりで心を込めた品を取り扱っている店主さんへ。
「買ってくれたお客さま、楽しんでくれたかなぁ」「また来ます!と言ってくれたお客さまが、あれ以来来てくれない…」と心配になることはありませんか? 1回きりの販売でなく、お客さまに喜んで頂いて、何度もご利用いただけるのが商売の醍醐味ですよね。「また、あなたのお店で買いたい!」を増やすための7項目のチェックリストを用意しました。チェックしてみて下さいね!
※「買いたくなる魅せ方7項目のチェックリスト」はこちらの記事で解説しています。
【手づくり店のキモ3】「また買いたい」には、情報よりも体験の仕掛けづくりが大切!
お客さまにリピート利用して頂くには、思い出してもらわなくてはいけません。情報も大切ですけど、それよりも圧倒的に大切なのは「体験エピソード」です。お客さま自身が商品を味わうことを通して、人に語れるエピソードを手にしてくれたら、思い出してもらえる可能性がグンと上がります。その時に、アリアリと思い出されるので「また味わいたい気もち」が高まります。体験の仕掛けは意図的にすることで、可能性を高めることができますよ。
【手づくり店のキモ4】「あなたから買いたい」には、情報よりも「気もちの伝達」が大切!
「安いから買いたい」よりも「あなたから買いたい」と言われたくないですか?(私は言われたい!)そのためには商品の「品質」だけでは難しいです。だって、お客さまの周りには高品質な商品がたくさんあるのですから。だから、大切なのは「気もち」です。お客さまの気もちが動くこと。あなたの気もちを感じてもらうことで、お客さまの気もちが動くこと。そうすれば「あなたから買いたい」が高まるはずですよ!」
では、具体的にはどんなことに気を付ければいいのか。7項目のチェックリストを確認してみてくださいね!
【またあなたのお店で買いたい!づくり7項目チェック】
- 味わうべき5感ポイントを示唆している
- 「自分なりの味わい方」を提案している
- 感想の言葉を具体的に想定している
- 語れる1フレーズがある
- 品物を大切にしている/伝わっている
- 捨てづらいグッズを添えている
- 「私だけ感」が得られる工夫をしている
〔味わうべき5感ポイントの示唆〕について
・切ると中から出てくる○○が濃ゆいと人気です
・ほのかに香る○○を気に入って下さるお客さまが多いです
・右側と左側では食感の違いが… など
「お客さまが自由に味わってくれればいい」と考えていますか?それは正しい面もありますが、不親切になっている可能性もあります。その商品の魅力を存分に味わってもらえた方が、きっとお客さまの喜びは濃ゆくなります。喜んでもらえたらあなたも嬉しいはずだし、何より食べられた商品だって嬉しいはず!どこを味わうといいか事前に示唆しましょう。押しつけがましくならないように示唆するくらいがいいですね。お客さまが喜んでくれた結果、「ほんとだ!」と実感を高めてくれたら記憶に残るので、次回にもつながりますよ。
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〔「自分なりの味わい方」を提案している〕
・当店のスタッフは、少しお醤油をかけるのが好きなようです
・お好みで○○をつけると、味わいが○○になります。
・少し温めると、ぐっと香りが高まります
お客さまを「受け身」にせず、主体的に楽しめる余白を示唆します。提供された商品をそのまま食べるのもいいですが「自分なりの工夫を加える」ことも、積極的な喜び作りになります。「こんな風に楽しんでいる方がいるよ」と言うこと伝えると、お客さまの選択肢が広がります。お客さまが「私はこの食べ方が好き!」と発見してくれたら、きっとお店や商品のことが大好きになっていますよ(お友だちに口コミしてくれる可能性も高まる!)
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〔感想の言葉を具体的に想定している〕
・「肉じる、出てきたーー」
・「ハートのお猪口がカワイイ♪」 など
感想の言葉は、リピート利用や口コミに直結します。どんなに満足をしても「言葉として残っていないと、思い出せないし人にも伝えられない」からです。感想はお客さまの頭に浮かぶものなのでコントロールすることはできませんが、「こんな感想をしゃべってくれたらいいな」と具体的に想定しておくことが大切です。感想から逆算して伝え方(本当は商品づくりから)を工夫しましょう。たぶん、ここまで想定しているお店は多くないです。先にやっときましょ!
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〔語れる1フレーズがある〕
・日本一の○○って認定されたんだって!
・この焼き鳥1本焼くのに、40分かけるんだって!
・目の前で○○してくれるんだよ!
商品の魅力を表現する言葉がお客さまの記憶に焼き付くことが大切です(上の「感想の想定」と似て言いますが、感想の想定はお客さまの体験寄り。こちらは商品の魅力寄りです)。ただ「○○にこだわっているんだって」という説明は「語りがい」があまりありません。お客さまが語りがいを感じられるのは、語った時に相手から「すごーい!」などとリアクションが想像できるお話です。
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〔品物を大切にしている/伝わっている〕
・商品ひとつひとつ、丁寧に仕上げている風景
・お客さま宛てに、気もちのを込めたメッセージやお便りなど
人は「相手が大切にしているものを、大切にしたくなる」習性があるようです(逆もしかりですよ)。お店が「商品を大切に扱っている」ことを表現したり、お客さまのことを大切にしていることを見た目やグッズで表現すること。それでお客さまには体温が伝わっていきますよ。
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〔捨てづらいグッズを添えている〕
・特別感のあるカード(厚み・金色・箔押し・名前入りなど)
・おみくじ風グッズなどご利益もの風グッズ
・カードをポチ袋など袋に包んで など
一度買ったらそれっきりになってしまう原因は「思い出せないから」が大きい。ならば「捨てづらいグッズ」をお客さまにお渡ししてはどうでしょう?お客さまの手元に残っていれば、思い出してもらえるチャンスが増えそうじゃありません?
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〔「私だけ感」が得られる工夫をしている〕
・「特別ですよ!」とこっそりサービス(特別な理由がある場合だけ)
・お客さまのお名前を呼ぶ/お名前を書いたメッセージを送る
・お客さまの顔や名前を見ただけで「いつもありがとうございます」を伝える など
自分のことを尊重してくれると嬉しいものです(お店だけじゃないですね)。人懐っこくたくさんしゃべるだけがその方法ではありません(しゃべるのが好きなお客さまもいれば、そうでないお客さまもいますから)。お客さまが「自分は尊重されている」と感じられる工夫をしてみましょう
いかがでしたか?【また、あなたのお店で買いたい!づくり7項目のチェックリスト】でした。情報を伝えるだけじゃなくて、お客さまの体験づくりが多いのでちょっと難しさを感じるかもしれません。でも、工夫して工夫してお客さまの記憶に残る体験をしてもらえるようになったら、「またあなたのお店で買いたい!」は確実に増えていきますよ!がんばりましょ!
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