【買いたくなる魅せ方】7項目チェックリスト(手作り店さん用)
手づくりで心を込めた品を取り扱っている店主さんへ。
「この言葉でお客さまに伝わるかな?」「この写真でいいのかなぁ?」「なんか足りない気がする…って悩むことはありませんか? 小規模なお店の場合、大手チェーン店や大手メーカーとは、ちょっと違う見せ方をした方がいいこと、知っていましたか?
手づくり店ならではの【すぐ点検できるチェック項目】があります。この記事では【買いたくなる魅せ方7項目】と【またあなたから買いたい!を作る7項目】のチェックリストを紹介します。あなたの商品に足りない所があったら、工夫して加えて「付けてしてみて下さいね!お客さまの「買いたい気もち」がきっと増えていきますよ!
【手づくり店のキモ1】実は、お客さまにとってコスパが悪い!?
手づくり店は「大手チェーンやメーカーさん」と同じ見せ方をしてはいけません。いわゆる「コスパ」の面では大手さんに対抗するのは難しいからです。手作りなので、大手さんほど量産はできません。人の手で作るので時間も人件費もかかります。原材料費も大手さんほど下がりません。いわゆる「コスパ勝負」をするとなかなか勝ち目がないのです(絶対とは言い切りませんが)
だから、大手さんにはできない「手づくり店」の武器で勝負をしましょう。その武器とは、
【手づくり店のキモ2】「人間味」がおいしさの元
手づくり店にあって、大手さんにはない(演出しづらい)要素の最たるものは【人間味】です。
・どんな人たちが作っていて
・どんな想いて作っていて
・どんなところ(地域性など)で作っているのか
ここには「素材の良さ」「高級感のあるパッケージ」「味の良さ」とは別の次元の「おいしさ・あじわい」があります。人間味という武器をきちんと使いこなせば、お客さまの【買いたくなる気もち】も高まります。大手さんにも対抗していけますよ!
では、さっそくチェックリストを紹介しますね。まずは【買いたくなる魅せ方7項目】です。あなたの商品をイメージしながらチェックしてみて下さいね!
–
【手づくり品 買いたくなる魅せ方 7項目のチェックリスト】
- 動きのある写真を使っている はい/いいえ
- 5感をくすぐる言葉を使っている はい/いいえ
- 断面や中身を見せている はい/いいえ
- セリフや動作など場面を表現している はい/いいえ
- “ココだけ”感を伝えている はい/いいえ
- かくし味? 人間味を添えている はい/いいえ
- お客さまの声など客観情報を添えている
——————————
〔動きのある写真について〕
・お箸で持っている場面やナイフで切っている場面
・湯気や肉じるなど、商品自体に動きのあるイメージ
止まっている場面よりも動いている場面の方が、見た人の頭の中で動きます。臨場感が伝わりますよ!
—
〔5感をくすぐる言葉について〕
・とろ~り/サクサクっ!/ずっしり
・ふわぁとオレンジの香り/スパイシー
頭の中で5感体感をイメージできるほど「それを実際に体験したい!」と思うようになります!5感は「見た目/音/香り/触った感触/味わい」です。
—
〔断面や中身について〕
・切ったり、ひと口かじった断面の写真
・断面のイメージ図(内部構造)
断面にそそられるのはどうしてなんでしょう?リアルを感じるからなのか、見えない部分に神秘性を感じるからなのか。とにもかくにも、断面は強力ですよ!
—
〔セリフや動作について〕
・「ホントに○○だ!」「んん~!とろけるぅ♪」
・右手でぎゅっと握って/鼻から息を吐いて
セリフには臨場感があります。お客さまの感想だけでなく、お店の人の言葉もOK!具体的な動作を描写するのも臨場感がアップします!
—
〔ココだけ感について〕
・初代から50年変わらないレシピ
・店主が6年かけて作り上げた配合
「ココだけ」「当店限定」と書くのもいいですが具体的な理由を書き添えると、さらにグッときます。もう少し付け加えると「ココだけ・今だけ・残りこれだけ・あなただけ」の要素もお客さまの買いたい気持ちを高めてくれますよ。
—
〔人間味について〕
・店主さんやスタッフさんの笑顔写真
・職人さんが調理/製造している場面写真
・手書きのメッセージ
・店主さんの想いや願い・ストーリー
・店員さんの最近のエピソード
・店員さんや店主さんのしゃべり言葉・方言
・他、なんやかんや人間味感じること諸々。
人間味を感じる要素はいろいろあります。「かっこよくしなきゃ」と思っていると逆に人間味を損なってしまうかも!手づくり店なら、あなたらしさ・お店らしさをどんどん出していきましょう。
—
〔お客さまの声など客観情報を添えている〕
・「ヤバっ!想像以上に濃いっ!」
・「子どもがこの店のがいいって言うから毎週来てます」
・メディアなどでの紹介記事
お客さまの声やメディアでの紹介記事は信頼性を高めるのが第一ですが、もう一つ大切な役割があります。それは「いいなぁ」と羨ましがってもらうこと。購入を検討している方が、すでに購入した方のリアルな様子を想像した結果、「いいなぁ、私も味わいたい」という気もちが高まります。
いかがでしたか?ここまでが【買いたくなる魅せ方7項目のチェックリスト】でした。抜けているところはありませんでしたか?もしあれば、すぐ伝え方を見直してみて下さいね!
▼あなたの商品の見せ方、点検してみてくなったら(ハーフ点検セットを選択)。
続いて、一度買って下さったお客さまに【また、あなたのお店で買いたい!】となって頂くための7項目のチェックを。「1回買ってくれたお客さまとはサヨナラでいい」という方には不要ですが、何度も買って頂きたいなら下記はとてもとても大切です!(私は上の7項目よりもずっと大切だと思っています)「情報を伝える」のではなく「お客さまの体験を濃ゆくする」ための仕掛けや演出がキモになります。
ちょっと長くなるので、解説はこちらの記事でいたしますね。まずは【買いたくなる魅せ方7項目】を実践して、次のステップに進む段階で読んでみて下さいね!
参考になりましたでしょうか? 私は【商品を大切にしている商人さん】を心から応援しています!
/
いい品ならば、いい品以上に!
価値づけを編集して、売れ続けるカタチに!
\
いい商売しましょ!
しかけ販促プランナー まきやより