言いたいことを言わない方がいい。興味を増幅するため「情報の選び方」「伝わる視点の選び方」

SNS, 飲食店

何か言いたい時・伝えたい時、そのまま言わない方がいいかもしれません。視点を選んだ方が、伝わる可能性を高めることができるからです。情報を選んだ方が伝わる可能性を高めることができるからです。

※この記事では、お店のこだわりを伝えたい時に「何を伝えればいいか」という情報の選び方と、それがちゃんと伝わるとようにするための「視点の選び方」を実例を通して解説しました。ぜひ自店に置き換えながら読んでみて下さいね(●´ω`●)

先日、豊橋の温泉癒し整体「ナステレージュ」さんのPR動画を作らせてもらったんです。まだ来店したことのない方(ちょっと興味を持っている方)に、ナステレージュさんの魅力を伝えることを目的にしています。そしてもっと知りたくなった方はホームページをじっくりと見て頂けるといいなと狙っています。要は、ちょっと興味を持ってくれた方のその興味が大きくなるような「興味の増幅」を目的にしました。


まず「どこが伝わるといいか」選ぶ(情報の選び方)。

ナステレージュさんはかなり特殊な整体院です。施術士は近藤兄弟2人。テーマは温泉、そしてめっちゃわいわいしゃべる(落ち着いた雰囲気ではない)。特殊な要素がいくつもある整体院です。どこが一番興味ドコロで、何を見てもらうといいかを考えていきました。今回は「生まんが動画」という媒体を使って表現をします。この特性にも合わせながら考えます。

オンライン(ZOOM)で打ち合わせをさせてもらった結果、3つのキーワードをピックアップしました。「温泉」「めっちゃしゃべる」「兄弟・2人」です。そしてこの中でもどれを一番にするか。どこを1番前面に出すとよさそうだと思いますか?

ボクは、こう考えました。

「温泉」は、ナステレージュさんが大事にしているポイントですが、今回1番メインにするのはベストではないと考えました。近藤兄弟がすごく大事にされているポイントですが、「整体と温泉」が頭の中ですぐにつながるお客さまは多くはないとも思えるからです。ですので温泉は、メインではなくデコレーションとして情報を入れました。また生マンガ動画の特性から考えても「ビジュアルとして見せづらい」というのもあります。動画や4コマコンテンツを数本作るなら、温泉メインも作りたいところですが1本勝負の場合はメインではないと判断しました。

「めっちゃしゃべる」「明るくわいわい」も、ナステレージュさんの大きな特徴です。ここを前面に出すこともできました。何度も来店されるお客さまはその雰囲気が好きな方も多いようなので。でも、初めに来店するときには「めっちゃしゃべりたいから」という理由よりは「施術や技術」に関することの方が大事だろうと判断をしています。こちらも、動画を何本も作ったり、4コマ数本で表現をしていくなら、このテーマがメインのものも作りたいと思います。でも1本勝負の場合はメインではなかった感じです。

「兄弟」はかなり特徴的です。他店は真似しようと思ってもできない環境です。そして「2人がかりで施術(ゴッドハンドツイン)」もかなり特殊でしょう。ここまでやっている院は多くないと思う。これは珍しい。2人で施術する技術的な理由もあるし、ビジュアル的にも分かりやすい。整体院を探している人にとっては、興味づきやすい部分じゃないかと考えて、ココをメインに据えることにしました。

どうでしょう?

こんな感じで、情報を選んでいきました。いろいろ盛り込みたいすが、盛り込み過ぎると分かりづらくなるし、1本勝負の時と数本で勝負する時ではまた選び方が変わることも分かって頂けたら嬉しいです(●´ω`●)


どの視点で伝えるか(視点を選ぶ)

先ほどの情報を伝えるにあたって、いや「伝わるようにする」ためにどうしたらいいか。普通に伝えない方が「伝わる」と考えました。「当店は兄弟2人でやっています」「2人がかりの施術をすると…」とい伝え方はHPではOKです。すごく興味を持っていて「もっと知りたいぞ!」と思っている方には大事で親切な情報です。

でも、まだそこまで興味を持っていない「興味がわずかな状態」だと読んでくれないかもしれない。小さな興味の状態でも「ついつい見ちゃって」「最後まで見た結果、もっと知りたくなる」ができれば最高です。

そういうことを考えながら、どの視点で語るのがいいかを考えていきました。視点によって印象は全く違うんです。「当院では…」というのは商売人視点です。これはスタンダード。お店のこだわりなどを丁寧に解説することができますが、興味が大きくない方は見てくれないかもしれない。

もう一つよくやるのがお客さま視点(ぼくもよく使います)。「このお店で、こんな体験ができて嬉しい!」という感じ。こちらは見たお客さまが共感・感情移入しやすいです。でも技術的なことやこだわりを解説するのは難しい(お客さまの体験を中心にするので)。

そんなことを考えながら、いろいろと視点を拡げていきます。こんな視点を選択肢に入れました。

・お客さま視点(オトナ女性)
・お客さまのご家族視点(旦那さんとか)
・近藤兄弟視点(商売人視点)
・近隣の人視点
・ベッド視点(店内備品)
・近くの動物視点(犬・ネコ・虫など)
・アレクサ視点(今風だなぁ)
・安倍首相視点(やっぱやめた)
・未来人視点(今回は違うな)

・・・安倍首相視点は、採用するつもりはないけど挙げただけです。いろんな視点から見ることで印象は変わります。そして今回選んだのは「ネコ視点」です。

ナステレージュさんの建物の外を歩いていたネコが院内をのぞき見する。そしたら驚きの光景があったというストーリーです。

なぜこの視点を選んだか。

「ネコ視点」で伝えることってあまり多くないので珍しさがありませんか?そして、完全なる第3者視点です。施術士である近藤兄弟(商売人)ではないし、お客さまでもない。それを外から見ている第3者視点です。その視点から「普通じゃない」を伝えるようにしました。

今回メインに据える内容は「2人がかりの施術」です。これは普通じゃない。珍しいパターンです。ビジュアル的にも普通じゃない。「普通じゃない」を伝えるためには、第3者が見て「びっくりする」ことが伝わりやすいと考えました。だから当事者以外がいいと考えたんです。そして、できたら他の院とも比較をできる存在がいいなと。そんな考えとオモシロみを考えてネコ視点にしました(近藤さんもご理解・快諾してくれて助かりました!ネコはイヤっていうスタンスも仕方ないので)


結果、こんな動画(約1分)ができました。

どうでしょうか?

つい見ちゃいますでしょうか?

2人施術の特殊さが伝わりますでしょうか?

記憶に残りそうでしょうか?

もうちょっと知りたいぞ!と興味が増幅していたら成功です。

どうかなぁ。あとは見てくれた方の反応です。ドキドキ(●´ω`●)


おまけ:制作工程の裏話?

こちらは動画制作前のラフスケッチ(絵コンテ)です。

これを近藤さんにお見せして、ご意見を頂きました。そして「もっとこれを入れたい」「こうした方がいいな」って意見を頂いて修整していきます。

こちらは撮影直前、準備が完了した図です。

今回は初めて「活字」にチャレンジしたのでセリフ部分のサイズがマンガに合うか調整しました。

そんなこんなで完成したのがこの動画(上と同じ)です。

どうでしょうか?

この記事では、お店のこだわりを伝えたい時に「何を伝えればいいか」という情報の選び方と、それがちゃんと伝わるとようにするための「視点のとり方」を実例を通して解説してきました。参考になる点はありましたでしょうか?

お読み頂きありがとうございます(●´ω`●)

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■書いた人…気になるづくりの専門家・まきやさねゆき(Twitter