【POPの仕掛け】止まらないから生み出すこと

POPが【進化】をしたので、仕掛けを共有させてください。こんにちは!しかけ販促プランナーまきやです。昨秋「うごくPOP」として作ったものが3段階ほど進化し「止まらないPOP」となりました。

人の目って「動くものに注目する」ようにできています。店頭のPOPが動いていたらやっぱり目が向きます(周りが止まっていたらなおさら)。ただし「動き=注目」だけでは足りません。それでは成果には直結しない。その後に【どんなコトを為すか】という仕掛けを盛り込むことが大切です。

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たとえば、こちらの止まらないPOPは飲食店さん用に作ったものです(まずは一つだけ制作)

▼メンチカツ用の止まらないPOP @ヤマネ肉店さま ※実際の活用は最終確認をしてから。

このPOPで為そうとしているコトは【商品の魅力が、記憶に刻み込まれるコト】です。

その結果、注文して頂けたら嬉しいし、実際に食べた時に「確かに!」と実感してほしい。この【実感】が次につながりますから。

そのためにPOPで仕掛けている流れがあります。

1:動き→注目を集める

2:文字を読む→「?」が残る

3:「?」を解消するために、2つ折りを開く(手を動かす)

4:商品の魅力を読み込む→興味がわいて注文する

5:注文時に、スタッフさんと会話が弾む

小さなハガキサイズのPOPですが、こうした行動が生まれるように仕掛けを盛り込んでいます。「売りたい!売りたい!」ではお客さまは嫌がりますからねぇ。

 

もう一つ、更に進化した【止まらないPOP】があります。

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Twitterで知り合った老舗和菓子屋さん用に、私が勝手に作ってお送りしたものです。和菓子をお取り寄せさせてもらって、味わいだけでなく、商人としての振る舞いにとても感激しまして。

▼坊っちゃん団子の止まらないPOP  つぼや菓子舗さま(松山市)にて活躍してくれていますっ!

▶メイキング動画はこちら https://youtu.be/eylMIgzEHwU

こちらの和菓子屋さん「つぼや菓子舗」さんは、夏目漱石が若い頃に通ったお店なんだとか(小説「坊っちゃん」に登場する団子屋さんのモデルになったそうです。唯一無二でスゴイっ!)。それがお客さまの記憶に刻み込まれるようになればと願って作り込みました。商品の訴求と言うよりは【エピソードの刻み込み】を狙っています。情報自体は多くありません。商品の味わいについても、全く言葉にしていません(ホントにとってもおいしいんですけど、最終的な狙いは一つに絞った方が効果的だから)。店内にいらしたお客さまが「ああ、夏目漱石が…」と思いめぐらし、スタッフさんとの会話が広がればいいなと ※この時分なので、会話は控えめと思いますが。

店内で会話が生まれたり、エピソードを他で話す経験をすることで記憶はさらに深く刻み込まれます。それを狙って作りました。

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いかがでしょうか?2つの「止まらないPOP」の仕掛けと狙いを紹介しました。

参考になりましたか?

どちらも、直接的に【売る】ことはしていません。POPで直接的に為そうとしているコトは【買う直前】までのこと。でも、最終的に為そうとしているコトは【長く続く繁盛】です。その力添えができるグッズになるようにと願って作り込みました。いい商売をしているお店だからこそ、その【力を引き出す】きっかけづくりをすればいい。販促グッズにはそれができます。これらのPOPもきっと活躍してくれる。信じております。

 

・・・もしかすると、お気づきかもしれません。「止まらないPOP」の意味合いは「動きが止まらない」だけではありません。「客足が止まらない」という念も込めての名づけです♪

ひと工夫で、販促の成果は高まるっ!いい商売しましょうね(*´ω`*)

まきやより

 

▼いい商売をされている方には、どうしても繁盛してほしいんです。

https://kikakuman.com/goods