キングダムにおじさん経営者がハマのは、現代の言い訳である。

止まらないんですよ‥キングダム(マンガ)を読み始めたら。2週間ほど前に1巻を手にして以来、止まらず止まらず…今はTSUTAYAでレンタルをして読み進めています。昨日借りたのが42-51巻なので、ここまで読んじゃったらあと7巻で追いついてしまう…寂しい。

キングダムはヤングジャンプに連載をされているマンガです。でも、ヤングでない世代にも大人気のようです。ボク自身も知り合いの社長が読んでいるので気になっていました。機会あって手に取ったら、もう止まらない状態です。若者だけでなくおじさん経営者にも人気の理由がやっぱりいくつもありました。中でも一番の理由は「現代の言い訳」にあると感じるんです。

こんにちは(●´ω`●)しかけデザイナーのまきやです。おじさん経営者がキングダムにハマる理由はいくつもあります。ボクは5つに絞って分析をしました。キングダムに限らず、人気になる理由の分析要素はマーケティングのヒントになりますので、使えそうな部分を拾ってくださいね。

まずは5つの理由をまとめるとこうです。

理由1:安心ゼロの展開
理由2:映画化が層を広げた!?
理由3:古典への敬意
理由4:現代の状況とマッチ
理由5:感情と正当な理由の言い訳

それぞれ、ぼくら一般商人が応用できる点と合わせて解説しますね。

理由1:安心ゼロの展開

ストーリー展開の要素です。もうね、次から次に「嫌なこと」が起こるんです。親友が死んでしまったり、戦争に勝ちそうになったら、別の所でピンチが起きていたり。安心する暇がない。先を読まずにはいられない。マンガの王道の構成かもしれませんがスゴイです。ほんの僅か、エッチな描写がまぶされてるのも効いてると思います(●´ω`●)

「続きを見ないと気が済まない展開や情報」「ちょっとエッチな描写に目が向く」という点がボクらの応用ポイントです。

※ボクが今企画中の「小説みたいなスタンプカード」はこの要素が取り入れられています。

理由2:映画化が層を広げた!?

元々、連載時点から大人気だったのだと思います。だから映画化された。そのことで、さらに客層が広がったはずです。「マンガ→映画」というのは「提供ルートを変えた」と捉えることができます。

お客さまへの提供方法・ルートを変えることで新たな客層に広げられる可能性があるということですね。

理由3:古典への敬意

キングダムの舞台は秦の始皇帝の時代です。今から2500年も昔のお話。マンガはフィクションとのことですが始皇帝のお話となると「古典」に見えてきます。長らく伝え継がれてきたお話には
重みがあります。伝わってきた理由があります。敬意のある存在になるということです。

完全オリジナルでなく、元々ある大きな存在と組み合わせることで、理解をしてもらいやすかったり存在感を得もらうことができるということです。

弊社商品の「桃太郎みたいな販促動画」にもこの要素が組み込まれています。

理由4:現代の状況とマッチ

キングダムは、群雄割拠の戦国時代のお話です。「天下とるぞ!」って、立ち上がっていきます。SNSが普及した現代は「個の時代」とも言われます。個人のブランディングや個人で際立つことに力を入れている人も多い。キングダムの状況と重なります。これが共感ポイントになったり、自分を震え上がらせるポイントになるのではないでしょうか?

理由5:感情と正当な理由の言い訳

最後は、これまでのまとめになります。「マンガ」は娯楽です。読んで楽しいエンタメです。とっても楽しいけれど、娯楽ばかりを楽しんでいると少し罪悪感が残る(おじさんは特に多くなると思う)。

でも、キングダムには「学び」があります。はじめは小さな存在だったのに、徐々に大きな部隊を率いるようになりリーダーシップを発揮していく所だったり、軍司が敵軍の作戦を読んで、
自軍の作戦を練り込む所だったり、武将や大王さまが大きなビジョンを描く所だったり。学びがある。

これがあるから、おじさん経営者も「正当な理由を持って読めるのです。要は自分の中の「言い訳」です。すっごく「楽しい」から読みたい(感情)、「学び」があるから読んでいい(言い訳)。両方がそろっているからおじさん経営者が安心してハマれるんだろうなって思います。

娯楽を提供する際は「正当な理由(言い訳)」もセットにすると利用しやすくなる人もいるってことですね。
↑ココは自分に置き換えて考えるべきとこっす。

 

ということで、ぼく自身がキングダムにハマったこともあり分析をしてみました。参考になる点はありますでしょうか?

↓動画でも解説しました。

 

■参考
(小説みたいなスタンプカード)
https://kikakuman.com/archives/3577

(桃太郎みたいな販促動画)
https://kikakuman.com/momotarou

 

■書いた人:しかけデザイナー・まきやさねゆき(Twitter

 

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