美容室・会話を生むPOPのしかけ!ファンを生む素敵なキャンペーン
素敵な事例が生まれます。先日「3秒販促相談所(5月より逆算POP研究所に移行)」にて提案させていただいた案を実践してくれています。「これから始めます」という連絡をご依頼主の髪処美人のオーナーさまから頂きました。(追記:さっそく成果が出ているようです。何人かのお客さまから「キャンペーンに参加するわ」と!うれしいー♪)
弊社が提案したそのままではなく、オーナーさまの想いをのせてさらにさらに素敵な企画になっています。これは「絶対うまくいく!」と確信しています。この企画を「会話を生むPOPのしかけ」と「ファンを生むキャンペーンのしかけ」の2つの切り口で紹介させてください。業種が違っても、個人店ならきっと参考になりますよ!だってすごーく素敵ですもの。
会話を生むPOPのしかけ
まずは会話を生むしかけです。どんなに素敵な商品でも、どんなに素敵なキャンペーンでもお客さまに知って頂かなくては始まりません。今回のご相談では、あるオプションメニューの利用促進を目的にしていました。もともと店内にはたくさんのPOPが貼られていましたが、あまり利用者さまが伸びないとのことで。
そこで、まずは改めて目を向けて頂くこと、会話が始まるためのしかけをいくつか提案しました。そのうちの2点を実施くださっています。
■お手元冊子で目に入るように → 改めて目に入ることが大事なので、もともとお客さまが目を通すところに設置してくれています。
■鏡を利用して逆文字で&キャラクターのセリフで → 美容室なので鏡があるのが特徴です。そして髪処美人さんでは特徴的なキャラクターが店内にいて、鏡に映るようになっているようでした。それを利用した案を提案いたしました。鏡映るキャラクターに吹き出しをつけて、鏡に映ったときに読めるような逆さ文字で書いてもらったのです(鏡でなく普通に読もうとすると読めないから気になる)。
こんなしかけで、お客さまとの会話を生み出そうとしています。ここで一定の割合で会話が生まれればいいなと。でも、会話が生まれた後にどうするかって大事なんです。それを髪処美人さんはうまいキャンペーンにしてくれました。これはぼくの想像以上期待以上、ぼくのアイデア以上です。超素晴らしいしぼくも超勉強になったキャンペーンアイデアです。
ファンを生むキャンペーンのしかけ
ぼくは、このキャンペーンを聞いてホントに素敵だと思ったんです。
「孫が生まれるので「じぃじ、ばぁばキャンペーン」をやることに。参加資格クリームバス(今回のテーマであるオプションメニュー)をやってもらうこと。で孫が生まれたら孫の出産体重を割引券にして渡すようにします」と。
どうですか? 素敵じゃないですか?
人がらがめちゃくちゃあふれる企画なんです。
お客さまが「どういうキャンペーンなんですか?」と聞いたら、商品のおすすめの前に「実は孫が生まれることになりまして…」と説明が始まるのでしょう。この主語はお店であってお客さまではないのですが、それでもオーナーさんの嬉しいことを共有しているのでお客さまも一緒に喜んでくれるのではないかなと思うんです(ぼくなら思うし)。その流れの延長でオプションメニューの話もされるでしょう(きっとごり押しをされるオーナーさまではないから心配していません)。
そして、そんな話をしたらお客さまはどう感じるか。
オーナーさんの人がらに触れることになるんですね。「おじいちゃんになるんだ」「頑張ってね」と。そして好きになると思うんです。人がらに触れると好きって思えますから。
今回の販促テーマである「オプションメニューの利用」については、最終的にはお客さまの判断ですから全員が利用することはないでしょう。お客さまにもっと幸せになって頂くためのメニューなので、それでいいと思うんです。まずは改めてメニューの素敵さを伝えられる機会があることが大事なので、それが得られればPOPの役割は十分に果たせています。無理して「売る」のはよくないですからね。
ぼくは、このキャンペーンにはそれ以上の効果があると思ったんです。人がらがばっちり伝わる状況ができている。きっとお客さまとオーナーさんとの距離も縮まるし、会話も増えることでしょう。より好きになって頂けるお客さまも増えると想像しています。
実際の手ごたえや成果はこれからですが、こうして素敵なキャンペーンが始まったことがとっても嬉しいです。経過をご連絡いただけたこともとっても嬉しいです。このような素敵な企画を共有できたことも嬉しいです
(追記:さっそく成果が出ているようです。何人かのお客さまから「キャンペーンに参加するわ」と!うれしいー♪)
個人店には個人店の武器がありますので、それをしっかりと生かしていきたいですね。
参考になりますでしょうか?
なっていたらしあわせです^^