崎陽軒 なぜ売れた?(事業者がマネするたための4要因)。

崎陽軒がすごいことになっているようです。私自身、先ほど崎陽軒のショップ3軒を回ったところ、どこも【入荷待ち】の札が並んでいました。

ショップの前に止まると「今、お弁当は入荷待ちでございます。申し訳ありません」とスタッフさん。きっと、お客さまがいらっしゃる度に言ってるんだろうなぁと想像が付きます(言わせてしまってすみません)。

↑崎陽軒さんHPより https://kiyoken.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/22shiben_owabi.pdf

なぜ今、そのようなことが起きているかと言うと…こちらです。

↑崎陽軒さんHPより https://kiyoken.com/products/obento/shiben_sake.html

お弁当で使用している鮪が必要量手に入らないため、8/17~23の間は「鮭の塩焼き」に変更になるとのこと。これがニュースとして拡がったことが要因です。こちらをもう少し分解してみます(商売人として応用できるように)


崎陽軒 なぜ売れた?4要因

① 好きを思い出した

② 希少な機会

③ 売ろうとしてない

ここでは4つの要因をあげてみました。それぞれ解説いたします。


好きを思い出した

今崎陽軒に買いに行っている方のほどんとは、これまでに崎陽軒のシウマイ弁当を食べたことがある方だと思われます。以前に食べて「美味しかったなぁ」とか「○○に行った時に食べたなぁ」と、ステキな思い出と共に頭にしまわれていたのが、ニュースを見て蘇ったのでしょう。これにかけ合わせて②があるから「今すぐ行動」に繋がっています。

② 希少な機会(8/17~23限定

「鮭の塩焼き」になるのは期間限定です。崎陽軒さんが狙っているわけではないのに、お客さん側からすると「限定キャンペーン」になっているのです(鮭好きの方だけでなく、今後2度とないかもしれない「プレミア感」を得たい方も多そうです)。本当は崎陽軒さんは「落ち着いてから買ってほしい」と思っているでしょうけど。

③ 売ろうとしてない(魅かれる

崎陽軒さんの販促キャンペーンではありません。食材が手に入らないので真摯に対応をしたのです。お客さんはその姿勢に「魅かれた」という状況もあるでしょう。お店や会社側が「いかがですか?キャンペーンですよー!」と押すと、お客さん側は「引いてしまう」こともあります。今回、崎陽軒さんはただただ真摯に対応をしただけ、そこにお客さんは「魅かれた」という要因もあると思われます。

そしてそして、ここまでニュースが拡がったのは、次の➃が大切です。

商売人としてこの事例から学ぶのも➃がだいじです。


共通話題になる(話題が拡がる)

崎陽軒のシウマイ弁当は有名です。これまでに食べたことがある方も多いでしょう。食べたことがある方同士は共通話題として、話が通じます(←これがだいじ)。「崎陽軒のお弁当○○なんだって」と言えば「へぇ!」「この時期大変なんだねぇ」「鮭!ちょっと食べてみたいかも」と会話が盛り上がりやすいのは、知っている存在だからです。

これが、私だけが知っている好きなお店のお弁当だったらどうでしょう?「私の好きなお店のお弁当、期間限定で鮪が鮭に変わるんだって」と言っても、そのお店を知らない知人にとっては「へぇ・・・」と興味を持ちづらいでしょう。話が通じないのです。「共通話題がある」というのは口コミの仕掛けをするときにとても大切な要素です。

たとえばお店の特別オリジナルメニューがあっても「A店スペシャルデラックス」だったら…。仮に他店にはない完全オリジナルだとしても(いや、オリジナルだからこそ)、知らない人には話が通じません。口コミの仕掛け視点では、共通話題と掛け合わせることが大切です。例えば「からあげ」であれば多くの方が知ってます。「あのお店の唐揚げ、あんこ付きなんだよ」となれば「ええ!あんこ?どんな味?」と盛り上がるでしょう(※あんこ&からあげ はここで勝手に書いただけ。おいしい保証はしてません)。

共通話題を掛け合わせる方が口コミが拡がりやすい。この点は商売人として、経営者として忘れないでおきたい点です。

▼YouTubeでも解説いたしました。

 


いかがでしたか?参考になる部分はありましたでしょうか?

「小さな仕掛け」を盛り込むかどうかで、成果は大きく変わる。いいお店・いい品ほど、仕掛けで成果を上げていきましょう。

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