バンクシーはなぜ話題になるのか?3つの要素で分析

世界的に有名なストリートアーティスト・バンクシーはなぜ話題になるのか? 横浜で開催されている「バンクシー展 天才か反逆者か」に行って、そのほんの一端を感じることができた気がしています(あくまでも、ほんの一端です)。作品に関しての感想は人それぞれなので、ここでは何も論じません。ここでは「なぜ話題になるのか?」という視点で分析をしてみようと思います。コロナ禍でリアルの場を作るのが難しい今、プロモーションのヒントになるかもしれません。

3つの要素がうまくことトライアングルになっていることが大きいように感じました。

1:賛否共存 … 1作品に対して賛否の人。1人も賛否両方を持てる

2:他力レンタル… 他力の使い方。クチコミやマスコミの力以外の使い方がすごい。 

3:「分かった!」づくり … 作品の見せ方。注目ポイントをいかに絞るか(商品づくり・作品作りに役立つ視点)

アート作品作りには参考にならない視点かもしれませんが「話題になる・商品や作品を広げる」ためにはヒントになる部分が含まれていると思います。3の視点はアート以外でもメーカーさん、飲食店のメニュー開発にも活きる点だと思いました。2の視点はクチコミ以外の他力の使い方がすごいなと。1はバンクシーならでは。おそらくですが…狙ってやってるんだと思います(違うかもしれないけど)。

ただし、ここで挙げた3点はあくまでもボクが感じたことということをあらかじめご理解下さいませ。本当はもっといろいろと計算されていると思います。ボクの解釈はバンクシーからしたら「そんなのごく一部だよ、わかってねぇなぁ」と思われそうだし、「それ、意図と違うよ」ってことも含まれるかもしれません。ご容赦を。バンクシー展に行ける方はぜひ足を運んで生で感じてみてください(*´ω`*)

上の3つの要素について、図解動画で解説をしてみました。1.5倍、2倍速で見て頂けるとスムーズかもしれません。

【補足】「賛否共存」について動画で言い漏れてしまいました。1つの作品に対して一人が持つ思いに賛・否両方あるっていうのが面白いなと感じました。通常は一つの作品やメッセージに対しては賛否どちらかの立場になるんですが、バンクシー作品には一人が賛否の両方を持てる。そのため「共存」という言葉を使いました…動画内では言い漏れてしまいましたが…

参考になる点はありましたでしょうか?

バンクシーすごいなーってほんと思います。作品を楽しむ・感じ入るのはもちろんのこと、別の視点でも勉強になるアーティストさんでした。バンクシー展、行ってよかったです!

 


■書いた人:しかけデザイナー・まきやさねゆき(Twitterしかけを作りたくなったら

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