アイデアはかけ算?「かけ流し」も大事って知ってました?
「部長のアイデアだから、無視できないなー」なんて思ったことありませんか?
こんにちは!気になる販促研究家のまきやです。アイデアって大事にされていますか?今年はコロナショックで、転換を迫られている会社さんも多いと思います。今までと何かを変える時には
必ず「アイデア」が必要になるかと思います。その「アイデア」について。今週つくづく実感したんです。
「アイデアはかけ算」だと思っていたけど「かけ流し」も、ものすごく大事だって。その話をさせてください。社内で新しいアイデアを作ったり、社員さんとの会議でアイデアを募る時にはヒントになるんじゃないかと思います。 ※一人でうんうん唸ってアイデアを練る時にはあまり参考にならないかも。
今週のボクは、新しいプロジェクトの企画作りに結構な時間を費やしていました。弊社に相談頂いた案件で、信頼しているクリエイターさん2人とチームを組んで企画作りをしました。その時のアイデアの「生まれ方」というか「アイデアの育ち方」がとても心地よかったんですよ(めちゃめちゃ苦心しましたけど、心地よかったんです)。
そこには「かけ算」と「かけ流し」があったと気づきました。
そもそも、アイデアは「かけ算」で育ちます。
一人でうんうん唸る時も会議やワークショップやメッセージチャットでアイデアを練る時も一緒です。いきなりベストなアイデアなんて出てきません。いろいろ広げていくことが大事。1つ目から最高のアイデアと出会えることなんてないです。一つ目で「こりゃ最高だ!」と思っても、一つだと本当に最高かわからないので他に10個くらい考えてみて確かめます(その方が安心でしょう?)。
アイデアを「育てる」時は、いきなり最高のアイデアが出るというよりはいろんな要素がヒントになります。
こちらでAと考えて
あちらでBと考えて
そちらでCと考えて
どれもそれぞれはしっくりこないけど、要素を組み合わせたら「これいいかも!」ってなる。そういう「かけ算」がで育ちます。
そして視野を広くするには1人じゃない方がいいことも多い。今回ボクがご一緒したチームは3名。ボクが何かアイデアをチャットに打ち込むと「それいいですねーーじゃあ、こんなこともできそう!」なんて返ってきます。はい、かけ算です。「素(もと)」になるアイデアがないと、相手の方も「じゃあ、こんなことも」とはなりません。素のアイデアだけだと育ちません。かけ算で育っていきます。その返ってきたアイデアに「それいい!そしたらさらに…」なんて、さらにかけ算されてきます。これ、アイデアが育っていく過程です。
この時ってすごく楽しいんですけど、同時に「不安」になることもあります。そう、不安になるんです。なぜかというと…
めっちゃ広がるから。
めっちゃ広がるから。
めっちゃ広がるから。
めっちゃ広がるから。
拡がりすぎることも多いから。まとまらなそうな感じがしてくるから。時には、案件とは全く離れたアイデアにもなることもあるから。それもかけ算要素になるのでいいのですが、拡がりすぎではいけません。
だからこそ「かけ流し」も大事になります。
アイデアの「かけ流し」とは?
今回の3人チームはそれがうまくできていたんじゃないかと思っているんです。では「アイデアのかけ流し」とは何か?
「違うと思ったアイデアは、容赦なく無視する」
です。意外とできないんです。
例えば、社内会議の時、部長が「こんなアイデアはどう?」なんて言ったら部下は無視できません。部長のアイデアに忖度しながら「その案いいですね!それにこれを加えたら…」とか部長のアイデアありきで進んでしまう…(そんなこと、ないですか?)逆に部長も社員さんスタッフさんを気遣って、スタッフさんが言ったアイデアを大事に拾うこともあるんじゃないでしょうか?(人によるかな?)
アイデアを育てる時は、人に忖度しちゃうとうまくいきません。うまーく「かけ流す」ことが大事です。誰かが言ったアイデアに対して「それいいね! 他にこんなのはどう?」なんてすぐ別の話にしちゃう。もしくは、触れずに別の案を出しちゃう。そういう「かけ流し」がうまいことできてるとアイデアもすくすく健康に育ちます。
今回のチームは「かけ流し」がうまかったなってあとから振り返って感じました。かけ流しができる人って「アイデアはかけ算すれば、たくさん作れる」と分かっている人が多い気がします。少なくとも今回のメンバーはそうです(そういう方をお誘いさせてもらってるんですけど)。
誰かに忖度しちゃったり、一つのアイデアに固執しちゃうと本当に伸びるべきアイデアが育たない。いいアイデアは「かけ算」と「かけ流し」ですくすく育つ。そんなことを実感してたんです。
どうでしょう?誰かが言ったアイデアを「かけ流しちゃいけない」なんて思ったことはありませんでしょうか?アイデアの「かけ算」と「かけ流し」。アイデアを作る時はぜひ参考にしてみてくださいね!
・・・ということで、我々の作った企画は案件主の方にお届け済みです(ちょっと特殊な案件だったんです)。今のところ、先方の担当者さんは気に入って下さっています(少なくとも表向きは)。この後、社内での協議がどうなるか…ドキドキ待っているところです。少なくとも、ここまでの過程は心地よかったなーと思ってます。またこのメンバーで企画したいなー。
【今回のポイント】
●アイデアは「かけ算」と「かけ流し」ですくすく育つ
●忖度や固執するとアイデアが育たない
今日のネタ、参考になりましたでしょうか?少しでも参考になっていたら嬉しいです(*´ω`*)
↓今回の企画メンバーはこの面々(+ボク)
●ヴェニオ物語合同会社 まじーさん https://venio.jp/
●株式会社ライズサーチ 内田さん https://www.risesearch.co.jp/
▼気になるトリックで販売ステップを2段階あげたくなったら(誰にでも効果的ではないのですが…)
●社員さん・スタッフさんむけの販促テク研修会&ワークショップもしています
■書いた人…気になるづくりの専門家・まきやさねゆき(Twitter)