2021年の商売は「競争から抜け出す。人の力を信じる」

2021年の幕開けは、商売人にとっては期待通りではなかったと思います。コロナの2020年が終わってさぁリスタート!と行きたいところでまた緊急事態宣言か…って。なかなかにしんどいです(ウチもしんどいですぜ)。この状況下で「確実にV字回復」する方法…ボクは知りません(すみません)。でも、これから中長期を考えてだいじなポイントはいくつか見えてきました(中長期で経営しますよね?ボクはします!)

こんにちは(*´ω`*) 気になる研究家のまきやです。コロナ禍というか2021年、どんな年になるか。どう予想していますか?ボクは、昨年にも増して、オンライン化が進むと考えています(ごく普通の考えですね)。利用者が増えるというだけでなく利用の仕方が”習熟”してくると考えています。オンラインの利用が増えるだけでなく、リアルの価値も見直されると思う。リアルの価値も今までと同じじゃダメで新たな価値を生む必要があると思うんです。

そんな状況下、

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 競争の中にいるとヤバイ!

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と強烈に感じています。2021年だからというわけでもなくコロナ禍だからというわけでもなく「時代が進んでいるから」です。オンライン化が進んで、D2CとかDXという言葉が流行っています。デジタルがどんどん重要になってきてますよね。それは時代が進んでいるから(戻らないやつです)。

その流れと同時に、オンライン上での商売市場では競合が異常に増えます。異常に増えます。これまでは地域内だけだったのが日本中です(世界中かもしれないけど、ここでは日本中としておきましょう)他社と「同じ軸」の中で競争をしたらしんどくなるだけです。

よく言われることですけど、価格で勝負をしたら絶対ダメ。大手企業や特別な仕組みを持っていない限りは、価格競争は絶対に避けなきゃ。日本中には自社より安く提供できるところが必ずありますから。粗利を削る勝負をしたらダメ。安売りして売り上げを作りたくなる気持ちもわかるけどガマンガマンガマン!

品質の高さは大事です。品質で勝負をするのは素晴らしいと思う。でも、他社と「同じ軸」で勝負をしていると結構厳しいと思うんですよ。競合は日本中ですから、自社より高品質な商品を扱える会社は出てきますから。仮に今は1番だとしても、です。他社と「同じ軸」の中で競争をしたらヤバイ時代だと思います。

 

またリアル店舗について。

近々の話ですが、緊急事態宣言が改めて発出されると仮定すると、お客さまの動きがまた鈍くなります。来店して頂けなくなる。お客さまも外出して買い物をしたり、お店でに出向いてサービスを受けたりする回数はまた減っていきます。その時には、やっぱり「数少ない機会、価値ある所に行きたい」と願うのが普通だと思うんです。

やっぱり競争をしたらヤバイ。
比較をされている時点で、来店率は下がります

だって、お店を比較して来店するお客さまよりも「どうしても行きたいお店があって、そこに行く!」というお客さまの行動が増えると思われるから。

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 比較して選ぶお店じゃなくて、
 どうしても行きたいお店

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という立ち位置にいないと来店もしてもらえなくなると思うんです(仮にコロナが落ち着いてもです)。

あくまでも、ボクの考えです。
あなたはどう考えていますか?

この状況下でどうすればいいか。

ボクなりに考えた現時点の結論は…

 

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 人の力を信じる。

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です。

商売で絶対的に大事な「粗利」は、お客さまとお店の信頼残高によるものであり、お店の「人」が生み出すものだと考えています。

・職人が何かを犠牲にして生み出した商品
・スタッフさんが想いを込めて対応するサービス
・長年の経験で体得して磨いた技術
・お客さまのニーズにお応えし続ける研究心

こうした「人が生み出すコト」が付加価値になるし、お客さまがお店を「選ぶ理由」になります。お客さまにとっての付加価値は、お店にとっての粗利の源泉です。それは商売人側の「人が生み出すコト」です。「人の力」によるものだと思うんです。

だから、

人の力を信じる。

人の力を信じる。

人の力を信じる。

人の力を信じる。

人の力を信じる。

ボクら商売人が魂を込めて、本当に素晴らしい体験を作り出してお客さまに提供する。そうして「人が生み出したコト」にお客さまは大事な時間とお金を費やして体験を楽しんでくれる。そういう商売がより大事になるだろうと思うんです。すごくシンプルですけど、丁寧にそれをやることが大事じゃないかなと考えています。

オンラインに合う手法は日々生まれています。SNSやYouTubeや他のSNS、AIの利用などもそう。そうした手法はあくまでも手法です。お客さまとの接点を持つためには超重要ですけど、それだけじゃダメ(超重要なんですよ!ないがしろにしたらやっぱり時代の置いてけぼりになる)。

中身が整っていなければ、どんなにすばらしい手法でも長い目では活きないはず。だって、競合は異常に増えてるんですもの。あと、人の力が生み出すコトを追及して「オンリーワン」になっていくことも大事。それはまた別の機会に。

まとめるとこの辺りが大事になりそうな今後です。

・人の力を信じて、付加価値を生み出す
・時代に合う手法を実践する
・オンリーワンの存在になる

この中でも今日は「人の力を信じる」について書いてみました。ボクら商売人が積み重ねてきたこだわりには力がある。それを信じましょう。それを形にしましょう。他社と同じ軸の中で競争していたらヤバイですぜ。

■今日のまとめ

・他社と同じ軸の中で競争をしていたらヤバイ

・競合は日本中に異常に増える。お客さまは「比較するより行きたいお店」を選ぶ

・人の力を信じる。

 

今日のネタ、参考になりましたでしょうか?

2021年、生き抜きましょうね!

▼こだわりを粗利と喜びに変換するトリック!(誰にでも効果的ではないのですが…)

■書いた人…気になるづくりの専門家・まきやさねゆき(Twitter