非・便利だからこそ、価値が高まった(コロナ以降の価値づくり)。
「大きなヒントだ!」って感じた体験をしました。
こんにちは!まきやです。先日、豊洲の仲卸会社さん(大宗さん)から本マグロを買ったんです。1人でではありません。共同で。その一連の体験はすごく価値が高かったんです。スーパーで完成品のお刺身を買うのとは違う、居酒屋さんでお刺身を注文するのとは違う、さらに【大きな価値】が見つかりました。コロナをきっかけに猛スピードで変わっていく社会で【商売の価値づくり】に大きなヒントになりますよ。
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今回は仲卸会社の大宗さんの企画に「横入り」させていただきました(通常は業務用卸ですが、一般売りをして頂きました)。マグロの「カワラ」と言うらしいです。
中トロの部分を丸ごと1枚ずつ注文。1人では買えないじゃないですか。丸ごとだと1枚2キロ~3キロあります。だから、賛同してくれる仲間を募って、共同で買いました。
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まず、マグロを切る前の「丸ごと」の写真を送っていただきました。
「これが僕らの口に入るんだ♪」と思うとワクワクします。こちらをサクどりして送ってくれます。
発泡スチロールで届いた本マグロはひとつずつ紙で包装されています。
ココからはボクの作業。1つずつグラムを測って一緒に買ってくれた方に個別に送りました。
食べる時は解凍も気が抜けません。手順書に従って解凍します。ぬるめの塩水を作ってマグロを洗う工程があります。これがスゴイ!凍って白かったマグロが、ささーーーっと一気に赤くて鮮やかな色に戻ります!(人生で初めての体験でした)
その後は、キッチンペーパーを巻いて冷蔵庫で数時間ゆっくり解凍します。うまく解凍できてるか気になって時々見に行っちゃうんですよね。(これも楽しい)
解凍が終わったらお刺身に切って食卓に並べる。下の画像は共同で買ってくれた方が送ってくれたものです。
食卓では「豊洲から共同で買った本マグロ」という言葉が上がるでしょう(たぶん)「語れる言葉」があるということです。口コミにはこれがだいじ。
一緒に買ったグループの中でも、食べた感想がそれぞれ共有されました。同じもの食べてるから共有しやすいんです。共感体験が促進されるということ。
体験はここまで。
全く便利じゃないですよね?完成品を買うという便利さは全くありません。だからこそ生まれた価値がここにありました。今回のポイントをまとめてみますね。
1:共同だからできた体験(共創)
1人では買えないマグロをみんなで買う。完成品にはないワクワク感。口に入るまでのエンタメが生まれていました。そして共同なので「共感しあえるグループがある」これも価値を高める要因になります。
2:未完成のエンタメ
塩水につけたら、鮮やかな色に瞬間変身!こんな体験は完成品では味わえませんでした。
3:語れるフレーズ
「豊洲から共同で買ったマグロ」という言葉が使えるようになりました。非日常の経験だし、語れば、相手からもリアクションが生まれやすい。(そういう言葉はしゃべりやすい)
この一連の体験は「商売の新たな価値づくり」に大いなるヒントになると感じました。
どうですか?
そう思いません?
モノ消費→コト消費と言われて久しいです。コロナでオンライン化が加速して、そのスピードがどんどん上がっています。新たな価値を提供することがこれからの商売繁盛に繋がりそうです。
ヒントになっていたら嬉しいです。楽しく、充実の商売をしていきましょうね(*´ω`*)
▼今回、対応頂いた仲卸会社さん・大宗さん
http://www.tsukijidaiso.com/
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読んで頂きありがとうございました!
まきやより
▼まじめな商人さんのお役に立ちたくて、グッズ制作しています。
https://kikakuman.com/goods