温泉旅館/観光ホテル/ペンションの口コミを増やす 合理的な仕掛け方3〔誰も言ってない仕掛け〕
温泉旅館や観光ホテル、ペンションなど観光地の宿泊業は、一般的にリピート頻度が高くないため口コミがとても重要です。ご来館頂いたお客さまに「口コミ」して頂く仕掛けはないものでしょうか? ただ待っているだけよりも【合理的な仕掛け】をすることで確実に増やすことができます。
〔口コミを増やす絶対的3要素〕
1:語るきっかけ(感情) …感情が動くと「共感してほしくなる」→知人に話す
2:語れるフレーズ…「満足した/よかった」では魅力が伝わりません。具体的に伝わるフレーズを記憶に残してもらいましょう
3:好き・誇り…そもそも、好きな旅館でないと知人に口コミしたくないですよね?(いい口コミは)
この絶対的3要素を踏まえて、宿泊業でできる具体的な仕掛けを考えました。本記事ではこちらの3つの仕掛けをご紹介します。
①宿泊数日前の仕掛け
②場面を特定して仕掛け
③満足→語れる化の仕掛け
では、一つずつ紹介していきます。参考になったら嬉しいですが、そのままマネするよりも〔仕掛けの切り口〕を真似して、あなたの旅館(ホテル・ペンション)なりに応用して頂けると更に効果的だと思います^^
①宿泊数日前の仕掛け
普通、温泉旅館は宿泊して頂いてから精一杯のおもてなしで喜んで頂くと思います。宿泊前に仕掛ける所は少ない(と思います)。だからこそ効果的です。宿泊が近づいてくると、お客さまはワクワクが高まってくるはず。そのタイミングで「旅館からのお便り」が届いたらでどうでしょうか?
「わ!ここまでしてくれるんだ!」と驚き、さらに宿泊が楽しみになることでしょう。
〔この仕掛けが効果を生む理由〕
☑ 他がやっていないから
☑ 驚きがあるから/語れるから/知人に見せられるから
☑ 宿泊前に好意を持ってもらえるから
もっと詳しく知りたい方は、こちらのYouTubeをご覧ください(さらに詳しく解説いたしました)
②場面を特定して仕掛け
お客さまが口コミしやすい場面は業種によって、ある程度決まっています。だから、そこを狙って仕掛けるとお客さまも口コミしやすくなります。観光地の宿泊業(旅館・ホテル・ペンションなど)で言えば、下記のあたりではないでしょうか?(他にもあると思いますが)
☑ お風呂
☑ 夕食/朝食
☑ お部屋
☑ 景色
☑ おもてなし
こうした場面を狙って仕掛けをしてみましょう。
例えば、お風呂では「あの昔の偉人も浸かったんですよ」などと歴史をお伝えすれば、お客さまもそれを感じられるし口コミで人にも伝えられます。また、ちょっと企画ものですが「アヒルちゃんと混浴できる」という仕掛けも口コミしやすいネタになります。
夕食・朝食も口コミしやすい場面です。ただし「おいしい」「こだわった素材」だけでは足りません。もう少しお客さまが口コミしやすいネタを意識して提供してみましょう。例えば「地元では昔からのご馳走なんですよ」とお伝えすれば、お客さまは「ここだけ感」を味わえます。
またお部屋には、お客さまのお名前入りのウェルカムカードを。それを見たお客さまは「ここまでしてくれるんだ!」と驚いてくれるでしょう。こうした「他には私だけのグッズ」は写真を撮ってSNS投稿もしやすくなります。
〔この仕掛けが効果を生む理由〕
☑ ここだけ感があるから
☑ ここまでやるか感があるから
☑ 語りやすいネタが見つかるから
なにより「ここだけ感」が重要だと考えています。旅行するお客さまの多くが「ここだけの楽しみ」を味わいたいと思っているはず。「他でも食べられる美味しい夕食だったよ」なんて口コミしないでしょう?ちなみに、「ここだけ感」はきちんと伝えないと伝わらないですよ!
もっと詳しく知りたい方は、こちらのYouTubeをご覧ください(さらに詳しく解説いたしました)
③満足→語れる化の仕掛け
②の仕掛けをさらに深めて、お客さまが口コミしやすいように仕掛けましょう。「満足した」「良かった」では口コミは起きにくいです。仮に口コミをしてもらえても、伝わりづらいのです。「○○の□□がよかったよ」「●●●という体験がすごかったよ」などと具体的なエピソードの方が口コミはしやすいです。
口コミしやすい形=語りやすい形は、リアクションしやすい形です。口コミって会話・コミュニケーションです。一方通行ではなく知人に話して「すごいね!」「私も行ってみたい!」などと盛り上がることで成立します。そのようにリアクションしやすいような形を仕掛けておきましょう。
例えば、景色に仕掛けをする時には「●●の時期限定の景色です」などとお伝えします。お客さまはそのまま口コミすることができます。また「●●の角度から見ると、□□が見えます」などとお伝えすれば、チャレンジされるお客さまも多いでしょう。それで素晴らしい景色が見えたら口コミしやすくなります。お客さまが自ら行動したことで変化の体験ができたら、それはお客さま自身の体験エピソードだからです(受け身じゃなくなるのです←これ、すごく大切です)。
お食事の場面では、たとえば「20回ほど噛むと、香りが更に高まります」などとお伝えします(お料理の特性に合わせて)。こちらもお客さまが自ら行動をした体験エピソードが生まれます。口コミしやすい材料になります。また「まるでグレープフルーツの香りと表現されるお客さまもいらっしゃるんですよ」などと伝えたら、香りに注目しやすくなります。本当にそれを感じたら「ホントだ」と実感が深まります。「まるでグレープフルーツのような」という具体性があるので口コミもしやすく、口コミを聞いた知人も「え、そんな香りがするの?」と驚きのリアクションがしやすいです。
〔この仕掛けが効果を生む理由〕
☑ 「満足」はリアクションしづらい
☑ 語りやすいフレーズを提供するから
☑ リアクションが見込めるから
「満足したよ」では口コミは成立しづらいです。口コミした時に話が盛り上がり、楽しいコミュニケーションが成立するような話の仕掛けをしておきましょう。その方がお客さまも楽しんで口コミしてくれると思いますよ^^
もっと詳しく知りたい方は、こちらのYouTubeをご覧ください(さらに詳しく解説いたしました)
最後までお読み頂きありがとうございました。温泉旅館/観光ホテル/ペンションの口コミを増やす 合理的な仕掛け方をやってまいりました。参考になりましたでしょうか?
口コミは狙って仕掛けた方が増えていきます。ぜひ、あなたらしく楽しく仕掛けてみて下さいね。お客さまに喜んで頂きながら口コミが増えますように^^応援しております!
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