値上げする前に、付加価値作りの「穴」を考えた方がいい
「この値段じゃ赤字になる」「値上げしたいけど…怖い」と思っている店主のために書きます!「悩んでないで思い切って価格を上げなさい」と言う話ではありません。
価格を上げるにあたって自信を持つためのやり方の話です。
仕入れ値はどんどん上がっていくし(下がる気配はない)、人件費はますます上がっていく(時給1500円時代は数年後でしょう)。コストダウンの工夫もありますが、価格を改定しないといけないことも大いにあるでしょう。
「でも、同じ商品なのに値段を上げたらお客さまが離れてしまいそうで…」という不安も分かります。実際に、価格が上れば離れるお客さまもいますけど、お店として嫌なのは「料理(品質)のわりに高いからもう来ない」ではないでしょうか?
とはいえ、料理の質を上げるのは簡単ではないですよね。シンプルにいい素材を使えば更に値段も上がってしまいますから。
そこで、大切なことをお伝えさせてください。
料理の品質以上に、お客さまの満足感を高めるやり方を。
下記の図で、あなたはどの段階まで意識して価値を作っていますか?
↓こちらの6段ピラミッドを見てください。
恐らく1段目はだれもが意識していると思います。
●五感の満足。味・香り・見た目・音・食感・雰囲気など。
これは食べものを商品として扱うなら基本的な満足ですから。でも、これは出発点でしかありません。
「味」って本当に分かる人は少ないです(少なくとも私は分からない…)。
「500円のワインです」と言われれば「確かにね」と思うし、同じワインでも「5万円のものです」と説明を受けたら「なるほど!これが5万円ワインか!」と唸ると思います。
100円のクロワッサンでも「美味しいクロワッサン100円」と言われるのと「店主の魂の作!100円」と言われるのでは、ちょっとちがう。「手間ひまかけるから1日5個しか作れない 魂のクロワッサン100円」だとまた違う。「店主が奥さんを口説き落としたクロワッサン100円」もまた違う。
同じ商品でも伝える情報によって、お客さまが感じる価値は変わるのです。それは、作り手の独りよがりではありません。お客さまの満足感を高める事になるんです。
商品を変えなくても、伝える要素を変えたり切り口を変えればお客さまの満足感は変わる!もっと付加価値を高めることはできる!
コスト上昇時代には我々はもっと価値を高める工夫をしないといけないと思うのです。そしてそれは、単純な値上げではなく「お客さまの満足感アップ」を伴うものでなければならないと思うのです。やってないことがたくさんあるはず!それは穴です。料理(商品)自体は同じでも、お客さまの満足感を高めることはできるのに、やっていない穴ぼこ。まだまだできる!ほんとに。
もっとお客さまの満足感を高めながら、自信をもって価格改定していきましょう。
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いかがでしょうか?
少しでも参考になりましたでしょうか?
ますますお客さまと楽しんで、
大繁盛されますように
応援しています!
うれしくなる を ふやしてく!
マキヤより
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