1000万部のベストセラー著者は「どう」考えているのか? 対立をなくす思考法とは?

ヒット商品って品質がいいだけでは生まれません。品質の良さだけで売れていくなら、世の中のもっと売れるはずの物が世の中にはわんさかありますもの。

それ以外」がある。

ベストセラー本をバンバン出している編集者さんは「どう」考えているのか?どうやってアイデアを作っているのか。そんな本から「この考え方は、物事を抜本的に変える」という部分をピックアップしてみました。対立している状況を解決する思考法です。こんにちは(●´ω`●)しかけデザイナーのまきやです。

あなたが仲のいい友だち2人と遊んでいるとします。

「お腹空いたな。ハンバーグ食べたい」

「私はラーメンがいい」

友だち二人の意見が割れてしまいました。どうしたら解決するでしょうか?ハンバーグ屋さんに行ったら、ラーメンは食べられないし、ラーメン屋さんに行ったらハンバーグは食べられません。矛盾というか対立する意見です。

「ハンバーグorラーメン」という2択が対立を起こしているので、この2択を脱しようという考え方が書かれていました。両方を満たす方法はないのか。

(案1)たとえばフードコートに行けば、2人の意見共に満たせるかもしれない。大きなファミリーレストランに行けばいいかもしれない。こうすれば2択は脱せますよね。

(案2)「いやいや、私はあのお店のラーメンがいい!」という好みがあれば、そもそも「みんなで食べに行く」という概念を脱せばいい。お互いそれぞれ食べに行くでもいいはず。

(案3)せっかく3人で楽しく遊んでいるなら「みんなの食べたいものを、はしごで食べに行くツアー」をやってみるのもいい。

(案4)いやそもそもですね。「お腹がすいた」という状況がこの対立を生み出しているならば、それを失くしてもい。今手元にあるポテトチップとかサツマイモの煮っころがしをひとまず食べたら「お腹が空いた」という状況がなくなるので「ハンバーグ食べたい」「ラーメンがいい」という意見もなくなるかもしれません。

こんな感じの考え方です。「2択」になっていると気づいたら、その「2択を脱せないか」と考える。

「両方を満たせないか?」

「対立している理由は何だろう?」

「そもそもの原因を辿ったら?」

こんな切り口で考えると対立をなくすことも可能ですね。本の中では「脱2択法」として紹介されていました。

※上の例は本からの抜粋ではありません。ボクが考えたもの。ご容赦ください。

ベストセラー編集者は「どう」考えているのか。その考え方が12個も掲載された本でした。このような「考える方法」を手にしたら、もっと名案を作れそうじゃないでしょうか?難題もクリアできそうじゃないですか?絶対とは言えなくても、可能性はぐんと広がると思います。個人的にはすっごくおもしろかったし「自分の武器にするぞ!」と思った項目もたくさんありました。おススメ本です。

本のタイトルはこちら。

「パン屋ではおにぎりを売れ」柿内尚文さん著

 

この本がすごいのは、270ページもの分厚い本なのにまったくと言っていいほどそれを感じさせないこと。ぼくは1時間くらいで読めちゃいました。これもたぶん、ベストセラー編集者のなせる業だと思います。読み手にも自信を付けさせてくれる。「こんなにぶ厚いのに1時間で読めた」って。

本って、価値は読み手が決める部分が大きいので、せっかく時間を使って読む本なら、有意義にしたいですよね。もし読まれるなら、目いっぱいの価値を生み出してくださいませっ!

この記事では本の中の「考え方」を1つだけ取り上げましたが、動画では7つをボクなりに解説しました(17分のわりと長めでしっかりしゃべりました)。

ボクが自分用にまとめたPDFシート(無料ダウンロードできます)

■書いた人:しかけデザイナー・まきやさねゆき(Twitter

 

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