価格と価値のバランスが崩れるとビジネスチャンスが生まれる (図解ビジネス)

ビジネス構造やマーケティングを勉強しているんです。ぼくなりに理解したことで「こりゃすごい!ビジネスチャンスあるじゃん!」ってことを少し共有させてください。身近な「うまく伝えられない問題」「値段下げなきゃ売れないかも問題」の対応策が見つかるかもしれませんよっ!(←自分自身にも言ってる)

ビジネスチャンスはどこに生まれるのか?どんな時に生まれるのか?という点に注目しているんです。最近は、物理の本・資本論・石田梅岩・田坂広志さんなどの本を読みながら「法則や原理原則」の偉大さに気付いてきたんです。世の中は「原理原則と法則で回ってる!」って腑に落ちることが多くて。ビジネスチャンスも市場法則の中でできていることが多いとも気づきました。もちろん、ボクは完全なる解明はできないんですが、いろんなビジネス市場が説明できるなぁと思ってまして。

ひと言でいうと「ひずみ」です。これまでのバランスが崩れて「ひずみ」が生まれたときに市場が生まれる。

いや、ちょっと違うかも。

「ひずみが、戻ろうとする力が市場を生む」

という感覚です。これはまだボクの感覚値なので体系だってはいないんですが…(もと体系的になったらちゃんと説明しますね)

今日はその一つ。「価格と価値のバランス」をまとめてみようと思います。バランスが崩れるときに崩れるとビジネスチャンスが生まれてます。

↓まとめるとこんな図になります

例えば、こういうことです。

3月~5月くらいでしたでしょうか。マスクがすごく値上がりしていました。手に入らないしものすごーく高かったですよね。そしてしばらくするとどこでも買えるようになり、お値段も戻ってきました。価値と価格のバランスがいったん崩れて戻ってきたんだと思います。

そもそもマスクの本来の価値は1枚あたり数十円でした。ここでは仮に30円としますね。それがコロナ禍になりみんなが一斉に買い求め品薄(希少性が高まった)になった。その結果、異常に値上がりしました(1枚100円としましょうか)。

バランスが崩れていたんです。本来の価値は30円なのに、異常事態になった結果100円になっていたんですもの。需要と供給のバランスが崩れて、価値を価格のバランスが崩れました。そして、このバランスの崩れはみんな嫌だから、戻る力が働きました。商品を供給する動きが活発になり、また個人でマスクを作る動きも増しました。結果、もとに戻りました。今は買いたいときに買えるし、適正価格です。

「希少性」が高まると、本来の価値以上に価格に重みが出る。高くなってしまいます。その希少性がなくなると価格は軽くなっていきます。本来の価値と価格のバランスが崩れているときって何かが起きています。このマスクの例は「割高」感が生まれているパターンです。売り手は儲かるかもしれないけど、買い手・お客さまは幸せではありません。

 


お客さまは「割安」のときに買えた方が嬉しいですよね。その方がお客さまは「たくさん買って」くれます。そのためにはどうしたらいいか。

その前に、逆パターンも考えてみますね。価値があるのに伝えきれなくて価格が高く見えてしまう場合。たぶん。この方が身近な問題だと思います。

1個300円のリンゴがあるとします。どんなリンゴなのか、特に説明はありません。そうすると多くのお客さまは、となりの「1個200円のリンゴ」を選ぶでしょう。本当はめちゃめちゃこだわって作ってものすごーく美味しくて価値あるリンゴで300円でも安いくらいなのに、伝わらずに売れない…。「安くしなくちゃいけないのかな…利益は残らないけど190円にしよう…」

これは本当の価格に比べて価値の「見え方」が軽くなっている状態です。

・伝えるのが苦手。
・過剰に下手(したて)に出る。
・自分に自信がない

こういう時にこの事態が起きます。すると…どうなるか・・・「価格を下げるしかない」ってなるんです。自分が伝えられる範囲の価値で販売することになる。すると…安くなる。損する。商売としてはあまり良くないですよね。伝えられてない分、お客さまの満足度も上がっていない可能性があります。

 


じゃあどうするか。とりあえずボクは3つの方法が浮かびます。

1:本来の価値を伝えきる(ホントの価値の見極め、伝える表現力)

2:ストーリーを付けて価値を高める(例えば、キットカット=きっと勝っと)

3:モテ場に移動する(ボクみたいなおじさんも、海外に行けばモテるかも!)

こんな感じです。1は、とことんやった方がいいです。2は、アイデアが必要ですね。3は、見つかれば大化けするかも。モテ場というのは、ほしい人が待っているところに持って行くということです。例えば、漁師さんにとっては狙っていない不要なお魚でも、専門料理店にはお宝だったりとか。自分の商品やサービスは、どんな人に欲しがられるかなって考えてみるとモテ場が見つかるかもしれません。

って偉そうなことを言ってるボクも昨日ハッとしました。ストーリー型PR動画のお問い合わせで「採用向けはできないか?」って頂いたんです。それは頭になかったけど、確かに魅力を伝えたい場だなぁと思いました。もしかすると、うちの商品のモテ場かもしれません(*´ω`*)

 

話を戻しますね。価値をちゃんと伝えられると価値に対して価格が軽く感じてきます。お客さまは「こんなに価値があるのにこの値段でいいの?」と割安感を感じてくれるようになる。そうすれば…買ってもらえますよね! 割安感が強すぎるなと思ったら、少し価格を上げてもバランスはとれます(あと希少性を高めると、いいことあるかも)。

価値と価格のバランス。
どうでしょうか?あなたのお店ではバランス取れていますでしょうか?それとも崩れていますでしょうか?あなたの業界でバランスが崩れているところはありませんでしょうか? バランスの視点で見てみると新たなチャンスが見えてくるかもしれません。

このバランス話、天秤グッズを作って図解動画にしてみました。この記事とはちょっと違う解説ですが…お時間あればぜひ(*´ω`*)

どうでしょうか? ボクなりに勉強して「ハッ」としたことをまとめてみました。ボクはすごく今こういうのが面白くって。ビジネスチャンス、つかむぞーーつかみましょう(*´ω`*)

 

■書いた人:しかけデザイナー・まきやさねゆき(Twitterあなたと一緒に試行錯誤する人

 

↓自己紹介動画のひな型ストーリーを作りました(*´ω`*)

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