非合理的!だからこそ「価値」を感じるのですね

パンが好きなんです。最近よく行くパン屋さんで気づいたんですけど、ボクはこのパン屋さんの生地が好きみたいです。特に左の方の生地。これはナスミートという新作でした。右はまた違う生地でした。クルミカマンベールというパン。想像してたのに「+1、予想外の香り」が加わってて美味しかったっす。1つ1つ加えている理由・変えている理由があるんだろうなぁ。そう、想像しながら食べるとまた美味しくって。パン屋さんて毎日何種類の生地を作ってるんだろう?(←今日の記事のとっかかりです)

こんにちは!気になる販促研究家のまきやです。これからって「買う理由」がズレてくると思うんです。

↓ここからボクの仮説です。どう思いますか?

商品のスペックや情報で勝っていた人も
「作り手のこだわりっぷり」
「販売者のこだわりっぷり」
「人間性・人間味」
で買うことが増えてくると思う。

ネット上での競合が激しくなるので
商品より「人」になるんじゃないかなーと。

もちろん、お客さまに提供する価値も大事だけど
「お客さまの価値」に寄せると
それもまた競合してきちゃうから。

最後には「人」になるかなと予想してるんです。

 

あなたはどう思います?

この仮説が正しいとすれば、我々商売人がお客さまに伝える時には「上質感を出す、こだわりっぷり」に加えて「人間味」も大事になると思うんです。そして、それをお客さまに感じていただくには「商品の素晴らしさを伝える」よりも大事なことがあるんじゃないかと思うのです。

 

「非合理」的なこと。

 

「合理的じゃない」のにしていることです。そこに人間味がでてくるなぁと感じることが多くって。

冒頭のパン屋さんの話もそうです。ボクは実態を詳しく知っているわけじゃないんですけど、パン生地っていろんなパンに共通して使えた方が絶対に効率がいいと思うんです(これは合ってますよね?)。でも、あえて1つのパンのために生地から作っているとなると合理的ではありません。手間がかかるし、その分人件費もかかるしロスも出やすくなるだろうし。管理も大変になる。

でも、やる。ここに職人のこだわりってあると思うんです(効率化も経営者のだいじな役割だから、これだけがすべてじゃないですよ。食品ロスも減らしたいし)。

他にも、先日から読んでいる農家さんの本では、あえて面積あたりの収穫数を減らす話が書いてありました。数を減らすのは一見非合理的です。でも、その方が強く価値の高い野菜ができるんだと(※実は合理的な方法のようですが、一見して非合理)。

合理的じゃないと分かっていながらもやり続けるのは、理由があるから。そこに「仕事人としてのこだわり」や「人間味」が感じられると思うのです。合理的なことをするのは機械が得意ですからね~(*´ω`*)(人間は勝てないぜ)

どんなに機械がすごくなっても
どんなにIT化しても
どんなにAIが浸透しても、

「生身の人間が作り出す凄み」には感動が生まれ続けるとボクは信じています。だって、100メートル走って感動しますもん。ボルトの全速力より、ボクが車を運転した方が絶対に速いけど「生身の人間が生み出す凄み」ってやっぱり感動を生み出します。ボクら商売人は、商品の機能やスペックに頼らずにそこに真摯に向き合っていかなきゃいけないと思うのです。

今日は販促実例というよりはボクなりの考え方を共有させてもらいました。いかがでしたでしょうか?あなたの考えと戦わせて頂けると嬉しいです。

【今回のポイント】

●「非合理」的な仕事に、こだわりや人間味が現れる

●「生身の人間が生み出す凄み」は感動を生み続ける(はずっ!)

 

今日のネタ、参考になりましたでしょうか?

少しでも参考になっていたら嬉しいです(*´ω`*)

 


▼気になるトリックで販売ステップを2段階あげませんか?(誰にでも効果的ではないのですが…)

■書いた人…気になるづくりの専門家・まきやさねゆき(Twitter