隠れた不親切をしていないか? ~どのこだわりを味わってもらうか~

お客さまに対して不親切になっていませんか?もしかすると「知らぬ間の不親切」をしているかもしれせん。

「一度食べてもらえたら、分ってもらえる」「一度利用してもらえれば、 良さを分かってもらえる」って言ったことありません?職人さんや、商品に本当に自信を持っている方が多く言うイメージです。商品に自信を持っているのは本当に素敵です。本当に素敵です。←心底思っているので2回書きました。

でも…

「お客さまを、ほったらかし」

にしているかもしれません。知らぬ間の不親切になっているかもしれませんよっ!

どういうことかというと…

本当なら、もっとこだわりを味わえて
もっともっと楽しんで喜べるのに、
伝えてもらえないから、感じきれなかった。

ということを起こしているかもしれません。

どんな点に意識して味わってもらうとより楽しめるか。それを伝えていないばっかりに満足度を落としているかもしれません。

「お客さまが自由に味わえばいい」というのもわかります。もちろん、お客さまの自由です。でも、伝えていないばっかりに「本当なら得られたはずの満足が得られない」となれば不親切だと思うんです。どこを味わえば楽しめるのか。どんな点に意識して利用すればより価値を感じられるのか。そういうことをきちんとお客さまに伝えるのって親切じゃないですかね?ボクはそう思うんです。

今日はその打開策になるアイデアを共有させてください。


次の3つの伝え方をされたら、それぞれどんな点を味わいそうですか?

あるシフォンケーキにつける
キャッチフレーズです。

A:ふんわぁ~りしてて、くちびるで噛み切れます。

B:上の方より下の方が味が濃くなっていきます。

C:「今晩、話があるから」と奥さんに言われた店長が、心臓をバクバクさせながら作りました。

同じシフォンケーキでも、伝え方によって、お客さまがより意識して味わう部分が変わるのが分かりませんか?

Aを伝えられたら、ふんわり感・食感に意識をするでしょう。ホントにふんわりしていたら「ほんとだ!ふんわりしてる!」って満足するでしょう。

Bを伝えられたら、上下の味の濃さに意識が向くでしょう。そして「ほんとだ!下の方が濃い!」と感じたらこだわりを感じてもらえた感想になります(人にしゃべりやすくもなります)。

Cを伝えれたら…店長に感情移入しちゃうかも。「店長、大丈夫かなぁ。どんな話されるんだろう?」って。まぁCパターンは遊びで入れたので実際にはやらなくてもいいですが。


お店側がどう伝えるかでお客さまが味わうときの意識も変わります。より満足してもらえる点に意識をしてもらった方が満足度は上がります。

「お客さまが自由にすればいい」というの考え方ももちろん自由なんですが、ボクはお客さまがより楽しめる提案をするのは親切だと思うんですよ。実際にそれを感じようとするかどうかは、お客さまが自由に決めればいいのですから。

こだわりが伝わるきっかけづくり、意識づけしていますか?

こだわっているなら、大事ですよーー。お客さまをほったらかして不親切にならないようにしたいですねっ!

 

‥‥最近、こんな感じのネタが多いですね。やっぱり大事だと思うんですよ。こだわっているなら、こだわりの引きこもりから脱出せねばです!

【今回のポイント】

●「お客さまが自由に味わえばいい」は不親切かもしれない

●より満足できる・より楽しめる点を事前にお伝えする方が親切

今日のネタ、参考になりましたでしょうか? 少しでも参考になっていたら嬉しいです(*´ω`*)

 

▼どこを味わってほしいか、伝わりますか?(肉じる屋)

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「肉じる」に特化した世にも珍しい餃子です(*´ω`*)

 

▼まじめな商人さんのお役に立ちたくて、グッズ制作しています。

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■書いた人…気になるづくりの専門家・まきやさねゆき(Twitter