否定的名刺・隠しごと名刺にした理由が、大して深くなかった件。

新調した名刺が、ぼく史上一番の劣等生なんです。

優等生の名刺をやめました。自分のことをアピールしまくる名刺をやめました(結果的にはアピールしてるんですけどね)。そもそも「名乗ること」を辞めました。

名刺って通常は、自分の名前やら仕事やら連絡先やらをお伝えするものですよね。趣味とか会社のこだわりを載せることもありますが、余計な情報を省いて省いて省いていって最後に残るのって…「名前」だと思うんです。だから名刺に掲載する最重要項目って「名前」です。なのに、それを辞めました(表向きには)。

こうしたんです。

2つ折りの名刺です。名刺交換をするときに出すのは、右側の面です。「私、こういう者です」といってお渡しします。

 

え?

 

ってなりますかね。

自分の名前を名乗るのをやめてますから。

 

「私は、福●雅治 ではありません」

 

て。否定形の名刺にしました(アーティストさんへのリスペクトが高じてしまいました)。この名刺を渡したときのリアクションも何パターン化想定しています。

「え、どういうことですか?」

「え、福山まさはるじゃなかったんですか?」

「あはは、違うんですね」

「・・・・へぇ、そうですか」

上の3つについては、想定通りなので返答パターンも考えてあります。4つ目の「へぇ」はまだ回答を考えてないです…だからちょいと怖い…(そうなりそうだと事前に感じたら、左の面を上にして渡す予定です)

 

もう一つ、ちょっとしかけもしてあります。チャカチャカ動画にしてみましたので見てみてください。内面には「隠しごと」のしかけがあります。

内面にある「ピンク」のものは付せんです。付せんで一部を隠してあるんです。隠しごとをしている隠しごと名刺なんです。


どうしてこのような名刺にしたのか?

たぶんですが、普通の名刺ではないんです。

普通は自分の名前を名乗るものですからね。「●●ではありません」という否定形名刺を使う人はほとんどいないんじゃないかと思います。少なくとも今までぼくは出会ったことがありません。内面にはふせんを貼っていますが、こちらのパターンも見たことがありません(ぼく自身がセミナーなどで積極的に紹介しているので、全国には何人かやってくれている方がいるかも。いるといいなぁ)。

このような名刺にしている理由、いちおうあるんです。

たいした理由ではないんですけどね。

 

それは…

 

 

「ぼくの仕事のプレゼン」です。

ぼくはどんな仕事をしているのかを、名刺というツールを使って体験してもらおうとしています。

表紙を見ると「福●雅治ではありません」とある。ここで「え、違うの?」などと反応をしてくれたらしめたものです。それを狙ってのことなんですから。内面のふせんをめくってもらえたらしめたものです。それを狙ってのことなんですから。

どちらにしても、何かしらの反応をしてもらえたら、それ自体がぼく仕事を体験してもらったことになるんです。「こんな風に、人が自動的に行動する仕組みを使って、販促企画をしています」と言えます。そう納得してもらうためのしかけなんです。あとは「変なことしてるやつだなー」と思ってほしいってのもあります。普通のことはオモシロくないって思ってて。

まぁこの狙いは大して深くありません。だって名刺ってそういうものだと思うから。名刺というツールを使って、自分の仕事を知ってもらうことを目的にすることってビジネスでは多いと思います。それと同じです。他とちょっと違うとすれば、「言葉で伝えるのではなくって、体感してもらう仕掛け」にしているところくらいですね。大したことではないです。

 

この記事は参考にならないかもしれないですね。

なっていたら幸せですが…

そのまんまマネしなくていいので、考え方だけでも参考になったらうれしいっす。

■書いた人:くだらない企画をつくる3秒販促マン・マッキーヤ(https://twitter.com/shikakeruhansok)は、オモシロい販促をしたい方と一緒にお仕事したいと願っています。お気軽に声をかけてやってください^^


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