信用を得るために「疑う」とは?(営業・販売向け)
お客さまから注文を頂いたり、契約を進めるにあたっては「信用してもらえること」ってだいじですよね?
お店や会社にとって都合のいいことだけ・アピールポイントばかりを並べても、なかなか信用してもらえません(魅力はとっても大事ですけど)。その1つの打開策になる方法をご紹介させてください。こんにちは!しかけデザイナーのまきやです。
住宅・建築業界向けのPR動画のサンプルを作ったのでそれを元に説明させて頂きますね。あくまでも本質は、お店や会社が信用に値する存在であることですよ。それを知るきっかけにしてもらうための方法です。お客さまにウソついてだまして「信用させるよう方法」ではありませんので悪しからずご了承下さい←ボクはそんな方法は知りませんし。
信用を得るために、一度疑う。
これです。お客さまからの信用を得るために、一度疑うんです。どういうことか。住宅・建築業界向けに作ったPR動画の見本を材料に解説しますね。例えばこういうことです。
「他社さんよりも安く提供できる」という事実があるします。「ウチは安いですよ」と提示してもお客さまは信用してくれないかもしれない。「安かろう悪かろう」なんじゃないかっていろいろと勘ぐる方もいるでしょう。だから、事前に自分たちで疑います。
PR動画では、こういうシーンがあります。
「安い…なぜこの価格が?」とキャラクターが疑いの目を持つんです。※動画の10秒時点のところ。
その後に安く提供できる理由を具体的に解説しています。
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さらには「短い工期で完成する」という魅力ポイントがあるとしましょう。これも説明する前に疑います。
「50日?うそだろ?」※動画の27秒時点
このようにキャラクターが疑ってから説明に入ります。
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また「手厚い保障体制」についても説明前に疑っています。
「保障が厚すぎる。信用していいのか?」とあからさまに疑っています。※47秒時点
こうして疑ってから、本当にそれを実現している理由を説明しています。
これらは「事前に疑った方が、説明の吸収率が上がる」という狙いのもとにやっている構成です。自社は信用してもらうだけのことをしているので、信用してほしいわけです。たくさんの社内努力をしているのだからわかってほしい。でも、会社のアピールポイントを並べるだけだと、お客さまは信用してくれないかもしれない。だから、一度事前に疑うんです。この疑いの言葉は、お客さまが持ちうる疑いです。この疑いフレーズに共感してくれたら、次の説明を聞きたくなるはずです。これが大事。これがだいじなんです。
説明を知りたくなるような状況を作る。
アピールポイントの理由を知りたくなる状況を作る。
これができれば、あなたの会社のアピールポイントはお客さまにスッと伝わるはずですから。「事前の疑い」は、お客さまに吸収率を上げてもらうための事前の準備になるんです。こうしてお店や会社のアピールポイントがきちんと正確に伝われば、お客さまにも信用してもらえる可能性が高まりますでしょう?
もう一つ付け加えると、このように「お客さまの疑いに目を向けている会社」だとお客さまに感じてもらえたら「誠実に対応してくれそう・ちゃんと日々改善をしてそう」というイメージも持ってもらえそうじゃありませんか?
この方法は、住宅・建築業界に限ったことではありません。別の業界でも活きる方法です。そしてPR動画だけに限った話でもありません。他の場面でも大いに使えると思います。※PR動画ではキャラクターを登場させられるので第3者の疑いはやりやすいんですが。ぜひ活用してみてください!
↓今回制作した見本動画はこちらです。
※赤ずきんちゃんの疑いの「シャキーン」がお気に入りです
今日のネタ、参考になりましたでしょうか?少しでも参考になっていたら嬉しいです(*´ω`*)
このようなPR動画を作ってみたくなったら、ぜひこちらから詳細を見てやってください(赤ずきんちゃん以外にも、桃太郎・浦島太郎バージョンのストーリーも用意しています)
https://kikakuman.com/storymovies
■この記事を書いた人 …しかけデザイナー・まきやさねゆき(Twitter・しかけを作りたくなったら)
●ストーリー型PR動画制作