ポップ、隠れてない?危険な理由は:きかクマおしごと中

新人企画マン・きかクマくんは、お仕事先のパン屋さんに来ました。店内をぐるっと回ってあることに気づき「お客さまの信頼を失っちゃうかもしれない」と怖くなったみたいですよ。

こう感じたのはどうしてでしょうか。きかクマくんのお仕事ぶりを少しのぞいてみましょう。

 

きかクマくんは店内をぐるっと回ると、商品の名前を値段が書かれているポップが奥の方にあってとても見づらくなっていることに気づきました。危ない危ない。きかクマくんはお客さまの目に入りやすいようにポップを手前に設置し直しました。奥に隠れていたポップくんたちもはじめは驚いていましたが、お客さまに見て頂けるようになって喜んでいるようです。ポップはお客さまに見てもらうことがお仕事ですもんね!

ポップを手前に移動することで、お客さまは商品名や価格が見やすくなって買いやすくなりました。でもきかクマくんがと怖くなったのは、買いやすさだけじゃなかったのです。

 

どうしてでしょう?

ポップが奥にあることで「分かりづらく・買いづらかった」こと以外にも怖さを感じました。それは…

 

 

「このお店は、お客さまの立場になって考えていない」

 

 

という印象がつくことでした。

「ポップが見づらい」というのは、オーナーさんやスタッフさんがお店での業務に慣れすぎてしまって、お客さまの立場になれていないから起きていることだときかクマくんは感じました。お客さまがそういう印象を持ったら、お店の信用は落ちてしまいます。どんなに美味しいパンを作っても、お客さまの頭に「このお店はお客さまの立場になって考えていない」という印象があると、パンのおいしさにも疑問がわいてしまう。無意識にそう感じるようになったら、無意識のうちにお客さまはお店に来なくなる。別のお店に行くようになる。だから怖さを感じたのです。

怖いですね。この怖さがオーナーさんにも伝わるといいなぁときかクマくんは願いました。

新人企画マンのきかクマくんは、これからもいろんなお店で仕事をしていきます。ぜひお仕事ぶりを覗いてみてくださいね!

■ストーリーでわかるビジネス&販促!きかクマくんのお話はこちらにたくさん!

 

【今回のポイント】

●ポップはお客さまの見やすい位置に設置されているか?

●「お客さまの立場になって」お店を見ているか(見ようとしているか)?

 

【今回の参考記事です】

(前回のきかクマくん)どっちが口コミをしそう? 集客のきっかけになる小さく大きいアイデア

この記事は読まないでください(冗談が通じない人は)~禁止なのに禁止してないポップ術~

通販の餃子で、絶対めくっちゃうシートがついてた件(体験価値づくり)

【「きかクマおしごと中」「きかクマのビジネスはてな」って何?】

見えない魅力をストーリーで見える化する企画会社・はぴっくで働く「きかクマ」くんのお仕事ぶりや、ビジネス・販売促進などで疑問に思ったことをみんなに共有するお話です。えらい先生が正解を教えるような話ではないから、読んでくれたあなたも「ほんとかな?」「じゃあ、うちのお店・会社はどうなってるかな?」って考えるヒントにしてくれたらうれしいです。

 

 

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